reading2006

最近読んだ/買った本

手に取った本は値段を見ないでレジまで直行、という悪い病気にかかってしまった。ホンゲル係数が高すぎるよ…。 ウェブ人間論 (新潮新書) / 梅田望夫, 平野啓一郎 … とりあえず買ったよ、と各方面にプレッシャーを。ウェブ進化論は、感想エントリの一文が新聞…

最近読んだ本

だれかのことを強く思ってみたかった 集英社文庫 / 角田光代・佐内正史 … ジャケ&タイトル買い。ほんの1200字あまりの掌編と、佐内フォト。 にぎやかではなやかで、一方でさびしくてせつない街。関東圏ではない場所で生まれ育ったので、やっぱり東京はちょ…

最近読んだ本

わかりやすく偏りのあるラインナップ。 ざらざら / 川上弘美 … あいかわらずすき。おとなだったりこどもだったり、離れていたり近過ぎたり。そしてそのなかで、恋が実ったり実らなかったり。いろんなかたちの恋物語。ぎとぎとした恋愛小説には辟易するたちだ…

現代語訳 般若心経

現代語訳 般若心経 (ちくま新書 (615))作者: 玄侑宗久出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/09/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 55回この商品を含むブログ (88件) を見る しかし脳は、こうしたはっきりとした概念の物差しで単純化して事態を把握した…

あたらしい教科書『コンピュータ』刊行記念トークセッション 山形浩生×仲俣暁生

渋谷で待ち合わせてうろうろと。MOTHER3+のサントラを買いついでに、タワレコでヒモヘビのスタンプを押す。月頭に開店したばかりのABC@HMV(ややこしい)の書架をひやかして時間をつぶす。ABCってわりと家の本棚と系統が似たラインナップなので、見ていて飽…

 あたらしい教科書シリーズ

外食 (あたらしい教科書 7) 音楽 (あたらしい教科書 8) 二冊まとめて模試の間に読破。うん、どちらもよい本でした。相変わらずポイントを押さえたよい編集だと思います。「外食」はレストランを選ぶところからお店を出るところまで。各国の料理の特性とか固…

拝み屋横丁顛末記 (7) (ZERO-SUM COMICS)

拝み屋横丁顛末記 (7) (ZERO-SUM COMICS)作者: 宮本福助出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2006/09/25メディア: コミック クリック: 20回この商品を含むブログ (49件) を見るうまれてはじめて「ジャケ買い」ならぬ「メガネ買い」をしたら大当たりでした。7巻ま…

10月はたそがれの国

10月はたそがれの国 (創元SF文庫)作者: レイ・ブラッドベリ,宇野利泰出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1965/12/24メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 147回この商品を含むブログ (87件) を見る ……いつの年も末ちかくあらわれ、丘に霧が、川に狭霧がたちこ…

最近読んだ本

わー、夏休み以降更新してない!確かに忙しくて本を読む間もなかったんだけど、こんなに空けてしまうと記憶からも消えてしまうわ…。覚えているもの(=印象的だったもの)だけでもメモしておこう。 日の名残り (ハヤカワepi文庫) / カズオ・イシグロ 遠い山…

最近読んだ漫画

夏休みなので漫画もたくさん読むですよ。いろいろ貸したり借りたりの日々。がー、もやしもん、面白い!いろいろかもしたい。その他にもハチクロをうっかり一気読みしてもだえ苦しんだり、ふと台詞を思い出して究極超人あ〜るを夜更けに読み返したりしていま…

最近読んだ本

結構貯めちゃったので、もう忘れたものもあるなあ。 わたしを離さないで / カズオ・イシグロ … 翻訳ものはSF以外ほとんど読まないのだけど、まったく接点のなさそうな数カ所でリコメンドされていたので実家配送 → あっという間の2時間でした。「ご存じでしょ…

すべてきみに宛てた手紙 / 長田弘

すべてきみに宛てた手紙作者: 長田弘出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2001/04/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (11件) を見る 「書くというのは、二人称をつくりだす試みです。書くことは、そこにいない人にむかって書くと…

最近読んだ本

淋しいのはお前だけじゃな / 枡野浩一 … あら、図書室にマスノさんがあるとは、と手に取ったらどこか見た絵。オオノトモユキ…ってトモくんじゃないか!言われてみれば確かにトモくんの絵。まったく別方向に好きな二人が一緒に本を出していたとは、いや、そも…

Think of Afghanistan

ちょっとした必要に迫られて、アフガニスタン関係の本やサイトを濫読中。こういうとき、人並み以上のテキスト処理能力があることが本当にありがたく思えるわ…。これまでこの手の問題に対しては無意識に距離をおいていたのだけど、実際に手をつけてみるとその…

最近読んだ本

雑貨 (あたらしい教科書 1)… あたらしい教科書シリーズ。「定番」と同じように見開き完結のコラムがトピックごとに纏められているもの。ううん、これはちょっとありきたりだなあ。「定番」然り、これを教科書と定義するのはちょっとムリがある気がする。これ…

定番 はじめます

この本をぱらぱらと読んだら、これは自分でも書かないと意味がないものだ、と感じた。この本に書かれている「定番」のなかで、ワタクシの定番でもあるものはたったふたつ、サッポロ塩ラーメンとヘンケルスの鋏。あとは目にした事もないものであったり、憧れ…

これから読む本

最近よく行くところで「東大教官がすすめる100冊」というリストを見つける。さらっと「まとめてみた」とあるけど、重複の重み付けをしたランキングを出しているあたり、相当な手間がかかっているのではないだろか。相当手広く本を読んでる方らしく、コメント…

最近読んだ本

学び (あたらしい教科書 0) … ずっと気になっていた「あたらしい教科書」シリーズに手を出す。発行元がプチグラなので、趣味に合わないわけはないと思っていたけど、やっぱりずいぶん楽しめた。雑多なジャンルの第一人者インタビューも面白いし、「学びをは…

最近買った雑誌

ひさびさに雑誌ブーム到来。雑多な情報はネット経由でみるばかりになってるけど、違う方向にも偏らせなければねえ。 Lapita (ラピタ) 2006年 06月号 [雑誌] … ミニ万年筆目当て。檸檬にくらべて、見た目も書き味もスッとしてる。本誌の万年筆特集も、前回み…

デザインの輪郭

デザインの輪郭作者: 深澤直人出版社/メーカー: TOTO出版発売日: 2005/11/10メディア: ハードカバー購入: 8人 クリック: 97回この商品を含むブログ (119件) を見るすぐれた仕事人が自らの仕事を語るとき、それはたいてい自身の生き方を語ることになるのだな…

最近読んだ本

「メール交換」―銀色夏生×HARCO (角川文庫) / 銀色夏生×HARCO … 彼女の作品は今までまともに触れたことがないんだけど、これに関してはあんまり好きになれないなあ。自分の思うこと感じることをすぐにドン、と言葉でつよく投げるイメージ。メール交換という…

途方に暮れて、人生論

途方に暮れて、人生論作者: 保坂和志出版社/メーカー: 草思社発売日: 2006/04/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (67件) を見る 人生とは自分が生きることではなくて、人によって生きられるものなのではないか。それも傑出した…

西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ (新潮文庫)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/08/01メディア: 文庫購入: 67人 クリック: 1,056回この商品を含むブログ (971件) を見る表紙とタイトルのイメージがとても強くて、せどりをしていた頃からなぜか気にかかって…

最近読んだ本

帰省がてらさくさく本を読む。ちょっと前は新書ばっかりつまみ食いしてたんだけど、ここのところはわりとまっとうな文学ものばかり。いくらでも本が読みたいモードなので、ジャンル問わずワタクシの好きそうな作家のおすすめ求みます。 ビタミンF (新潮文庫…

最近読んだ本

イン・ザ・プール (文春文庫) / 奥田英朗 … ずっとジャケ買いしそうだったんだけど、文庫に落ちたので購入。癖のない文体なのでつるつる読めるのに、どのはなしもラストの切れ味が鮮やかで気持ちがいい。もっといかつくて毒々しい雰囲気かと思ってたんだけど…

最近読んだ本

東京タワー (新潮文庫) / 江國香織 … 文庫におちたのでつい手に取る。「恋はするものじゃなく、落ちるものだ」映画化の時にさんざ使われて手あかが付いてしまったけど、スマートな会話の中でぽつんと呟かれるとすこしドキッとする。詩史さんはスマートすぎて…

ウェブ進化論 補遺

梅田氏のエントリに簡潔でストライクな一文があったので引いておきます。 「総表現社会」をどう考えるか、というのは、ネットの「向こう側」にいる不特定多数無限大の1人1人を、すばらしい、と思うか、大したもんじゃない、と思うか、というところに、結構…

ウェブ進化論

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2353件) を見る ひさびさにがっぷりよつに組んだ読書を。いいね、頭が…

最近読んだ本

いのちの食べかた (よりみちパン!セ) / 森達也 … 以前GTM山田さんが薦めていたのを思い出して購入。「牧場→(思考停止な部分)→食卓」という流れのなかにある空白を埋めるもの。思ったよりも広範な内容をコンパクトに纏めてあってとてもよかった。隣の席の日…

今日読んだ本

愛がいない部屋 / 石田衣良 … 恋愛短編集の三冊目。やっぱりちょっと物足りない。日頃とても切れ味のよい文章を綴る作家なのに、このシリーズだとどうもベタベタとした印象がぬぐえない。まあ、わりとオトナの愛だの恋だのセックスだのをさらりと書くのもつ…