Make You Smile

文化祭実行委員会の最終回。ひとしきり反省と申し送り事項をまとめたあと、ひとりずつ最後のあいさつをするのだけど(中学生は楽しかった!と心から笑うし、高校生は大変だった!と満足げに泣く)、半年間みっちり働く委員会なので、それぞれに思いはひとしお。

なので、教員もそれらしきことを言う。「クラスも部活もあって、それぞれにバランスを取るのが大変だったろうけど、あなたたちは『誰かを楽しませるために仕事をすること』を知って、それぞれに自分の役割をまっとうした事を誇りに思っていい。この半年が充実していたと思うなら、来年もここにくればいいし、文化祭じゃない場面でもそういう立ち居振る舞いをしてみなよ、楽しいぜ?」

結局、自分がやりたいことって「誰かを楽しませる」ことなんだな、と言ってから気づく。ちびたちに教えたいのも、そういうものの見方だったり、気づかいだったり、ひらめきや行動力だし。不良(品)教師にもほどがあるな。でも、そういう事を下の世代に伝えられるチャンスがあって、それが本業のなかに含まれているというのはなかなか幸せな事だ。それ以外の面倒な事も山のようにあるけどね…(遠い目)。