ミッドランドラストライヴ at 町田Clove

クローヴって初めて行ったけど、やたら設備がいいハコで驚いた。200キャパぐらいなのに、ムービングライトだの大型モニタだの固定カメラ3台だの。所在地が町田じゃなかったらなぁ、なんて失礼な事を思いつつ。

ミッドランド、最後のライヴは既発の音源から時代順に演っていくという構成でした。ワタクシは最後の石田プロデュースモノで知って、第1期石田バンドのベース/コーラスとして升本氏のプレイに惚れてからミッドを見るようになったクチなので全然若輩者だけれど、初期からずっとコンスタントにハイレベルな楽曲とコーラスワークを鳴らしていたことに驚かされた。ああ、でも、ずっと思い入れのあるひとには効いたろうなあ。

1時間ちょっとの本編を終えて、アンコールはフロアの片隅から、彼らの原点である路上ライヴセットで。何度か見に行った路上ライヴは8割がた途中で警察が来ていたので、その心配がなく見られるのはとても安心だった(笑)。せっかくライヴハウスPAがあるのになあ、と思いつつ、うたごころとメロディの美しさを再認識させられる。客寄せとしてよくやっていた “銀河鉄道999” はやっぱり最高だ。ヴォーカルがきちんと二本立ってるならでは。

諸事情ありつつも、解散というよりはトール・マッカートニーこと升本氏脱退に近いかたちの終わりなので、淋しくもありまだ続くという安堵もすこしあり。ふみをさんの甘いけれどしっかり芯のある声がとても好きなのでなあ。でも、あの4枚コーラスがもう聴けないと思うと泣けるし、升本氏のベースボーカルがこの先なかなか聴けないと思うと本当に淋しい。ミッドの音源はiTSでも買えるので、ぜひぜひ聴いてみて。

終電までやる気茶屋に居座って、泣く泣く帰宅。というか、出てくるタイミングでようやくメンバが揃って始まったかんじだった…。また、あいたいな。