石田ショーキチ at 代官山UNIT

覚めることない長い夜から 君の眠りへ忍び込む

Raspberry Belle / SPIRAL LIFE
石田ショーキチの音楽夜話、第二夜はまってましたのブリティッシュ・ロック特集!石田氏の骨身に染み付いた音楽であるし、彼のキャリアのうち最もこの時代の影響を色濃く受け継いだ音をたよりに、オンガクの世界に飛び込んだワタクシにとっても、まさにルーツ・ミュージック。古いけれど古くさくはない、まさにエヴァーグリーンな楽曲の数々を堪能いたしました。これほどカヴァーばかりなのに、全曲なんとなく歌えるもんな。

これくらいの時代の曲って、音源として聴く事はあってもいざステージで演奏するバンドってそんなに多くないのよね。「オリジナルメンバーでの演奏を聴ける」可能性はすでにないバンドがほとんどなので、卓越した/体に馴染んだプレイヤーが奏でるってだけで相当に贅沢。楽しかったー!コータローさんはただギターをつま弾くだけであの時代の音になるし、浅田氏/石田氏/コージローさんのシズオカンドリーム満載のコーラスワークも最高でした。しびれます。

そして、これには触れておかないといけないでしょう。そう、Raspberry BelleとStep To Far。どちらもスパイラル時代の曲で、後者はレコーディング以来の初披露。そして、前者は当時のメインヴォーカルが車谷だった曲。これまでもいくつかスパイラルのセルフカヴァーをやっていたけれど、当時のメインヴォーカルが違う曲をやるとは思わず。流石に高ぶる感情を抑えきれませんでした。コージローさんにコーラスをさせなかったのは(あんなにハモリの綺麗な曲なのに!)自分がメインを取る照れ隠しなのかと思ったりして。

次回、最終夜は昭和ポップス特集。ゲストはなんと太田裕美!石田氏、これまで何度か弾き語りで木綿のハンカチーフを歌ってましたが、まさか競演する日が来るとは思いませんでした。そしてもうひとかたはRのつく厚化粧の人だそうです。こっちも衝撃です、ある意味。

セットリストは長いのでたたんでおきます。どうよ、この60年代ベストヒッツ!

Rainbow / Scudelia Electro
Yer blues / The Beatles
Ruby Tuesday / The Rolling Stones


guest:古市コータロー
My Generation / The Who
Waterloo Sunset / The Kinks
You Really Got Me / The Kinks
My Mind's Eyes / Small Faces


guest:浅田信一
Nowhere Man / The Beatles
And Your Bird Can Sing / The Beatles
For Your Love / The Yardbirds
Kids Are Alright / The Who


Raspberry Belle / Spiral Life
Step To Far / Spiral Life
陽光風車 / Scudelia Electro
Carry On / Scudelia Electro
ステレオラブ / Motorworks


encore:
Brown Sugar / The Rolling Stones
Jumpin' Jack Flash / The Rolling Stones