CARAMELBOX New Year Party2009

灼熱の想いひとつを 連れて旅に出る。


このイベントでいちばん楽しいのは加藤さんだよなあと思いながらずーっと見ていたんだけど、カーテンコールの最後、西川さんがシメるはずがいきなり加藤さんにフって、若干動揺しつつもセンターで「ありがとうございましたっ!」ってふかぶかとお辞儀をしたときに「あ、ココだな」って思いました。自分も、あそこに立ちたい。こういうことやりたい。彼の年まであと20年あるんで、まだまだ時間はある。待ってやがれ!

というわけで、「演劇プロデューサーが、これまでの劇中で使用したお気に入りのアーティストを集めてライヴイベントを打つ。しかもAXなんかで!」という無茶苦茶なイベントに行ってきました。結局開演には間に合わなくて、見られたのはOCEANLANE堂島孝平石田ショーキチ
OCEANLANE
たぶん5年ぶりくらいライヴを見たんだけど、とってもいいライヴをするバンドになってて驚いた。元バンジージャンプフェスティバルのホリコがベースなんだけど、彼とドラムの重心の低いリズムの上を、ふたりのうたとギターが駆け回る感じで。もうキャリアもずいぶんになるのに、まだまだ良くなっていくんだろうなあと思わされる不思議。ライヴ慣れしてないお客さんも多かったので最初こそちょっとやりにくそうだったけれど、後半の"Take Me Home"(そう、クロノスの動くあの瞬間の曲!)あたりからがっちりお客さんを掴んでた。すごいわ。

堂島孝平
なんかもうエンターティナーとして完璧。盛装にシルクハットで登場して、「ほら、今日パーティっていうから」なんて、それだけでもう反則。あっという間に会場全体をハッピーな雰囲気で包み込む。そんでもってプレイはものすごくアツいし。ひさしぶりにバク宙するどんちゃんを見ました。かっこいー!

石田ショーキチ
で、我らが石田オヤジですが。セットリストがどうみても加藤さんのリクエストだけで構成されました。ズリィ。やたらBPMの早いノーチラスに爆笑しつつ、今年の再演への期待がふくらんだり。"I can wait no more"を竹中さんをやったのはよかったなー。ライヴでなんて聴けるとは思ってなかった。もういっこの五島ヴォーカル曲、水虎の涙もひさびさだったし。ていうか、キャラメルのために書いた曲って、いつもの5割増くらいでメロディが切なくて美しいのだよなあと改めて実感。ふだんのライヴではなかなか聴けないので、ええと、来年の出演も期待してます!


キャラメルとのおつきあいも気がついたらもう10年にもなっていて、しかもそもそも音楽がつないだ縁なので、今日みたいなイベントは本当に嬉しいというか、感慨深い。個人的にはオーシャンもどんちゃんも石田も大好きだけれど、ジャンルがあまりにも離れていて、普段同じステージに乗る事なんてまずない。でも、それをお客さんみんなが思い切り楽しんでいるのがわかって嬉しくなった(って書いてたら、いまスペシャからWalk Alongが!)。いろんな人になんか余計な話をどぼどぼとしてたような気もしますが、本当にお酒の美味しいいい夜でした。