THE JETZEJOHNSON "SOLID BREAKS UPPER" 全曲解説Ust

ジェッジのメジャー3rd album "SOLID BREAKS UPPER"、配信開始にあわせて(か?)全曲解説のUstが開催されてた。メンバー+ディレクター氏による生放送との事だったので、「雑誌のインタビューとかじゃ聞けない話が聞ける!」とわくわくしてたら、本当に普段は聞けないグダグダトークっぷりでした。

いやすごく興味ぶかい話もいっぱいあったんだけど、2曲目のFury冒頭で乾杯してから(ていうか、呑むのかよ!と突っ込んだのはわたくしだけじゃないはずだ)どんどんご機嫌になっていくメンバーが可笑しかった。最近のクールなMCのイメージしかなかったひとはびっくりしたろうな(こっそりキャプった)。

大笑いしすぎてあんまり内容を覚えてないんだけど(だめじゃん)藤戸氏の、アルバム全体を総括した「朝方まで起きてて、日中はぼんやりしてて、夜更けに目黒のドンキに行って、ヤンキーのカップルが喧嘩してて、朝焼けの多摩川がとても綺麗だ、というアルバムです」とかいう発言がハイライト。いや、むっちゃポップで緻密で磨き抜かれた、楽曲の個性が際立ってる名作だと思うんだけど、でまかせで口にしたであろうストーリーの下世話さとのギャップがすごすぎる。すくなくとも"Night Life & Donky AM2"は、もう「夜型人間、午前二時のドン・キホーテを徘徊す」としか思えないっつー。ひどい。

それにしても、リリース前にメンバーの口から直接楽曲に対する言葉を聞けるというのはすごいことだ。必ずしもそれが万事に対する正解だとは思わないけど(聴かない方がいい時/相手だってあるとおもう)、今の自分にとってはメンバーの生い立ち二万字インタビューよりもずっと面白い。こないだの夜トコとあわせて、音楽メディアってなんだろうな、と改めて考え直したいとおもった。いや、否定する意図ばかりではなくね。たとえば今回のustって、そもそも興味を持たない人にはぜったいに届けられないし。いろいろ示唆的で、考えぶかいトピックだな。

FuryのPV、えらく冴えてる。完全クラブ対応とでも言おうか。