北関東ぶらり旅

前夜に「あしたひまになった」とひとりごちるツイートを打ち返しておいたら、いつの間にか栃木の大家資料館に行く話がまとまっていた。みなさんフットワーク軽いわね。みどりの日はおとなのえんそくin北関東。

大谷資料館は大谷石採石場跡を展示用に開放しているところ。人の手で掘ったとは到底思えないレベルの巨大な地下空間で、以前からずっと行ってみたかったところのひとつ。実際に足を踏み入れられるところだけでも相当な広さなのに、あれで廃坑全体の三分の一くらいだと知ってさらに驚く。モンスターの一匹や二匹ぜったいいる。ドラクエよりもFF、土のクリスタルに守られているような場所。

ああ、ひんやりとした空気と手作業のノミあとが残る、ほんとうに不思議な空間だった。切り出しの行程は、時代がくだるに従って機械化された部分もあるのだけど、それはあくまで腕力の代替でしかなくて、現場で作業をするのはひとりひとりの人なのよね。そのこつこつとした重労働が地下空間の壮大さと相まって、本当にため息しか出ない。すてきなものを見ました。そして久しぶりに芯まで冷えた。坑内気温6度って!

帰り足で「美しい足」こと建設中の久喜白岡JCTを見に行く。お、年明けに来た時よりもずいぶん工事が進んでる。ここはギリシャか!と言いつつ端から端まで眺めて満喫。だいぶ車線の流れが読み取れるようになってきて面白い。ぺちぺちと密なコンクリートを撫でて親しむ。

ランプ部分からちょっと離れたところまで行ったら、なんと2スパンだけ橋桁が乗ってた!いざ乗っているとそれほど大きくもみえない桁が、地上においてあるとものすごく大きく見えることに驚く。しかしなんでこんな中途半端なところから架けるのか。ふしぎ。

蓮田SAでかんたんなご飯を食べて、そのまま解散。以前歩いて以来ついぞお目にかかる機会のなかった大橋ジャンクションを走行して、ぐるりジャンクションめぐり(上から)をして、八重洲降車場で降ろしていただく。ドライバーズ、お世話になりました。ありがとう!