東北郷土料理と地酒 なまはげ 六本木店

「六本木でなまはげに会う」って字面だけ見るとかなりストレンジな出来事ですが、この日の集まりはまさにそれがメインでした。なまはげガールのお誘いに乗って、美味しい東北料理となまはげに叱られに集合。場所が六本木っていうのがなんとも、まあ。彼女の数々のなまはげ武勇伝を聞きながらごはん。比内地鶏もきりたんぽもはたはたも秋田だもんなー。どれもシンプルで美味しい。あ、いぶりがっこにチーズ乗せたのがとても美味しかった。こんどまねする。

遅刻組&突然呼び出され組が到着した頃になまはげ登場。音響と照明にすっかり持っていかれた。テーブルのむこうがわは楽しそうに写真撮ってるけど、これ、結構ドキドキするぜ?「わりごはいねがー、なまけものはいねがー?」「ちゃんと働いてからご飯食べに来ました!」とか返事する始末。いやー、すごい。あれが生活の中に息づいてる秋田すごい。

しかしこの日一番驚いたのは、関東(及び以西)出身の人たちは、秋田弁がまったく聞き取れないという事実。いや、たしかになまってるけど日本語に聞こえないなんてことないだろと思うんだけど、そうではないみたい。「むしろハングルに聞こえる」て。大学の時に神戸で上方落語を訊いた時に、オンタイムで笑えなかった事をふと思い出した。まあ、これは落語的マナーの問題もあるだろうけど。日本全国の人が移動し始めた時代の「標準語」って、本当にことばを標準化するためのルールだったのかもしれないな(てきとうなことを言いました)。

なまはげが退散したあとに、きりたんぽ鍋をオーダーするというくいしんぼぶりを発揮した結果、軽やかに最寄り/ほぼ寄りの終電を逃す。日本酒が美味しいのが悪い。しょうがない。