"extra sessions" THE JETZEJOHNSON at CLUB251

huili2008-11-26

「ギター/シンセヴォーカルでフロントマンで論理派でメガネで八重歯なのでワタクシ好みです」なんて、それらしい共通項をカッコの外にくくり出してもなんの意味もない(おい)、石田ショーキチ氏と藤戸じゅにあフロムジェッジジョンソンですが、折よく昨日今日でどちらも今年の見納めとなりました。

2008年でいちばん見たのがジェッジで8本、次点がイシダ関係で7本(その次がバッパーズだなんてちょっと言えないわ)。まあ、比較する必要もないんだけど、続けて見ると結構対照的だったり、一方で似ている部分もあって面白かったりもする。いい一年だったなあ。

ひさびさに"for Discoveries"じゃないセット。OPUS and MAYVERSEは「珍しいカヴァーをやります」っていって、坂本美雨verでやるというややこしさ。こっちの方が優しくて好きだな。続いてRidham Mってプチ美雨祭りか!タイドのサビで満足げにオフマイクしてフロアに歌わせるじゅにあ。昨日もサマーレインって曲でそういう表情見たよ…。

もともとほぼ全ての楽曲に同期モノを使ってるせいもあってか、コンスタントに高得点を稼ぐような、ソツのなさがかいま見えるステージングだったのだけど、夏のロッキンで機材が炎上(燃えてないって)→バンドサウンドだけでやりのける という経験からこっち、どんどんライヴバンドたろうとする意思が強くなってきた気がする。いや、もともと叩き上げのライヴバンドなんですけど。ずいぶんワイルドになってきました。しかし、今日もじゅにあ氏もいい感じにキレてました。なんなんだろうね、あの緊迫感というか張りつめた空気感。なんっだか威嚇ってかんじもするけれど怖いくらいの目をしてる。

フロアの雰囲気を見ても、春先なんかに比べたらずいぶんと熱を帯びてきたとは思う。でもなあ、個人的にはもっともっと高みにゆけるはずだと思うのも事実。風穴を一つあけて、ぶわっとトビたい。トベるとおもう。

終演後客電があがって、終了を告げるアナウンスをかき消す声に応えてもう一度現れる。セッティングをしながら、「残りたいヤツだけ残れ」と言い放って披露された、キラッキラでポップな日本語詩の新曲が、新たな突破口になるや否や。 期待してるぜ。

Vitalogy / 02mixedLouder / Dancetek / Ridham AR / Sentinel / OPUS and MAYVERSE / Ridham M / Tide of Memories / Thousands of Brave word
encore: 新曲(for 12 wires)