海に行くつもりじゃなかった


近江市場内にある 廻る近江町市場寿し といお店へ狭い店内に威勢のいいおっちゃんがやまもりいるので,回転寿しといっても、実際には注文してその場で握ってもらえるくらいの雰囲気。のどぐろだの白えびだのご当地っぽいネタもたくさんあって、踊りだしたいくらいおいしうございました。さびぬきか否か悩んで発した「中落ち,さび控えめで!」という言葉でおっちゃんたちのハートをわしづかみ。「じゃ、お会計も控えめで!」と言ってくれたものの実際はどうだったのか(多分控えちゃいない)

駅前のホテルにチェックインして昼寝。旅先で昼寝って無駄でいいわー。ちょっと日が傾くくらいまで休憩して,北陸鉄道浅野川線内灘まで。目当ては内灘砂丘。「鳥取砂丘に次ぐ日本第二位の砂丘」というのに期待していったのだけど、あまり高低差がなくて、こりゃあ広い砂浜かしら。しかも海水浴場とセットなので、ふつーに海に来たようでありました。ただ、砂地になってから波打ち際までが非常に長いので「うーみーだー!」と行って駆け出しても、波打ち際に着くまでに息切れする事必死。日本海見るのは20年ぶりくらいかもしれないなあ。

砂丘ハチクロごっこ(未遂)だの貝を拾ったりだのして、日も暮れてきたので駅に戻る。浅電はバスの延長みたいなのんびり電車なので、イメージとしては阿武隈急行にとても近いなあ。ぽやーんとしているうちにあっという間に金沢へ帰着。夕暮れで過ごしやすくなったあたりで Collabonへ(クラムボンでもコロンバンでもありません)古民家を改造したカフェと雑貨や、ああ、これぞわたくしあこがれの生活!土間にローテーブルってもうたまりません。この日もなにかワークショップのたくらみごとがされていてにんまり。お店ではあるのだけど、非常にサロン的な気配があって好ましうございました。

ばんごはんは香林坊いたるへ。お昼にあれだけおいしい魚を食べたので、よりいっそう一杯やっちゃいたくなるじゃないですか、ねえ?『岩ガキ 時価』に震え上がりつつもオーダ。きゃー、トゥルットゥルー!まるでGIFアニメのように美味しい顔を激写されてしまいました。それにしても日本酒の安いこと!関東の半額くらいじゃないだろか。やっぱり地方の酒は地方の食べ物に合わせて、そこで呑むのが一番だよなあ。しあわせー。夜中の犀川のほとりで花火をやってホテルに戻る。ううん、長い一日でした。