イサム・ノグチ@横浜美術館

huili2006-05-17


週のど真ん中、創立記念日でお休み(だから昨日は呑み会でしたの)。早起きして洗濯して掃除してちょっと遠くまで出かけるかな、なんて思ってたけど結局昼過ぎまでのたりのたりと布団のなか。ざんねん…。

間宮兄弟には間に合わなくなっちゃったので、まっすぐ横浜美術館イサム・ノグチ展へ。わあ。一番身近な彼の作品は家にあるakariだし、どうしてもふうわりやさしいイメージがあったのだけど全然違うのね!彼が一貫して名乗っていたのは「彫刻家」だった。

いくつものプレイグラウンドの模型をみてると養老天命反転地をおもいだす。言葉に表されたものは違うけど、根っこは同じかなあ。そして今日一番の衝撃。 ブラック・スライド・マントラ、近所の公園にあったよ!内側が螺旋階段、外側からぐるり滑り降りてくる滑り台。もっと大きくて他の要素もあったように思うけど、確実にこれを模倣したモノだわ。小さい頃すごく好きだったのでほんとうに驚いた。ええと、通称4号公園、パリミキの裏手にあるところです(ってだれが食いつくんだ、この話題)。

常設コレクション展の「新しい視点ー開国と風景表現」というのがとても素晴らしかった。構図はとても日本画的なのに、技法は西洋風。描かれている風景は知っているようで知らない日本の姿が新鮮。あと、モーティマー・メンペスのエッチング、そのまま外して持って帰りたいくらい好きになりました。あー。影ってすごい。

時間つぶしにずいぶんゆっくり美術館を満喫。夕暮れの頃に待ち合わせて海の方へぶらぶらと。途中でワールドポーターズに寄ってはみたものの、なんだかもうここで買いたいモノなんてないねえ。こんなにチープで若い感じだったっけ?逆に赤レンガには欲しいモノだらけで大変。アンティークの家具なんて昔は見向きもしなかったんだけどなー。流石にここまでの金額で古びたものを買う気にはなれないけど…。こまこました雑貨を買って、海向きのテラスで一杯だけ呑む。あー、休みっぽい!

せっかくなので中華街まで足を伸ばす。いつも行き当たりばったりで店を選んじゃうんだよなー。今日のは、まあ、普通(ハズレはないんだけどさ)。