江東ドボクマッピング 新観光講座 ガソリンスタンド編 at 深川モダン館

ガソリンスタンドの話を聞きに、嵐の中門前仲町まで。そう、世の中には「ガソリンスタンド観賞家」なるひともいるのですよ。ガソリンスタンドって街中に溢れているし、単なるいち企業の持ち物なのに、景観的にはすごくインパクトがあるし、それでいて時代背景とか交通の流れとかにすごく翻弄されがち。そして、建物探訪としてもじつはものすごく個性的だということがわかりました。くわしくはTogetterを。

あと、松村氏のガソリンスタンドに対する思いの熱心さと同時に、人々の暮らしに密着したものだからこその「そこに暮らす人たちへの思い」みたいなものにちょっとグッときた。いわゆる「ドボク」な観賞家って、そういう情感みたいなものを取り払ったところでその造形を愛でてるひとが多いから(むろんそれはそれで素敵だと思う)。

まあでも、話の最後に、静岡県某所にあるすてきなガソリンスタンドに日帰り弾丸ツアーをする言い訳として、「恋ってのはそんなもんですよ」と韜晦してみせるのはちょっと反則なー。オトナ怖い。ずるい。