Rising Sun Rock Festival 2010 in EZO day1

まつりたろうのゆうぐれ。いい写真過ぎる。

さ、雨も止んでぴかぴかの空。今年も札幌チームのご好意に全面的に甘えた参加となりました。車でお迎えきてくれるだなんてありがたすぎる。会場のたんぼぐあいに恐れをなしつつ9:30出発。ちょっと詰まったけど、みごと第一駐車場に止められて、11:00には荷物を抱えてゲート前へ。

■KAN at Red Star Field
うわさどおり16世紀のヨーロッパ貴族のようないでたちで登場。白タイツ似合いすぎ…。アタックヤング仕込みのトークにも爆笑したけど、ひとたびピアノの前に座ればやっぱりベテランの風格漂うピアノマンなわけで。あの「まゆみ」にグッと来ないひとなんていただろうか。「愛は勝つ」はバンド呼び込んでからだろうなあ、と思い後ろ髪を引かれつつGREENへむかう。

Cocco at Green Oasis
そしてこっこちゃん。ワールドハピネスに行った人があまりに絶賛していたので。ああ、そうよね、これはすごいわ。痛々しくなるほど痩せているあのからだから、どうしてあんなに気迫のある声が出るのだろうか。バックのメンバーも安定感抜群のベテランぞろいで凛々しかった。久しぶりにPRECTRUMのアッキーを見られたもの嬉しい。相変わらず色っぽいギターを弾きなさる。

栗コーダーカルテット at Bohemian Stage
真っ昼間にわらじきカーペットに座って、のんきなリコーダーの音色に満たされる幸せたるや。久々の栗コーダーはなにも変わらずのんびりすてきなひとたちでした。栗原さんかわいいよなー。リコーダーだけじゃなく、ギターやウクレレ、サックスにチューバにピアニカにアンデス(!)をとっかえひっかえの50分。彼らのオリジナルの中でいちばんのキラーチューンは1分にも満たない「ピタゴラスイッチのテーマ」なのだった。ラストの「ピタゴラ・ス・イッチ♪」に湧く観客。平和だ。

GRAPEVINE at Sun Stage
夕暮れどきにバインなど。久しぶりに見たら、長田氏がサポートギタリストとしてステージに立ったせいかずいぶんと玄人好みの重たいサウンドになってた。歌ものじゃない、インプロ全開な曲もあったし。でもやっぱり「風待ち」にどうしようもない気持ちにさせられる。田中のあの声で、こんな情景を歌うのはほんとうにほんとうに反則だ。だいすき。

the pillows at Earth Tent
そのままSunで閣下見ようとも思ってたんだけど、ギターロックの虫が騒ぐのでやっぱりピロウズを見に行くことにする。Earth側のテントサイトはホント田んぼみたいにぬかるんでるな…。開口一番「おまえらをろうにんぎょうにしてやろうか(棒読み)」とのたまう、さわおラブ。「funny Bunny」大声で一緒に歌って、いつものように心がふるいたつ。それを魔法と呼ぶとずいぶん夢見がちに聴こえるけど、あれだ、ホイミとかケアルとか。ああいうかんじ。まっすぐな想いで鳴らされる音は強い。

聖飢魔II at Sun Stage
まだミサが続いていたので途中から。閣下が「相撲には間合いが必要である!」と熱弁をぶっていた。ええっと…。いやしかしステージはすごかった。楽器隊のメタル系ちょうぜつテク、閣下の驚異的なハイトーンボイス、そして全開のエンタテインメント精神!まさかラストに火を吹くとはおもわなんだ…。いやあ、いいものを見た。うっかり悪魔教に入信するところだったゼ!

スチャダラパー at Sun Stage
サンステのトリはゆかいな三人。ていうか、ゲストがすごすぎてなんだかもうもう。ソウルセットロボ宙、ブギーバッグにタカシくん、そして春日ですよ!瀧ったらそのコスプレ堂に入りすぎ。「ピエールのここ、空いてますよ」て。卓球も春日だった。あとなぜかまりんもほうきギターで登場しての「聖☆おじさん」!なんだかもうわけがわからない。最後が「サマージャム2010」だったのは嬉しかったな。みーんなそそのかされちまーう♪

■オオハタハラダナガヅミ at Bohemian Stage
Ohana改。深夜のボヘミアンで、与太話するみたいなゆるゆる歌うたいの集い。けっこう人がいたので、草地に寝ころんでぼんやりと聴く。なにこのぜいたく!ほしいものは、おだやかなくらし。

ばらばらとみんなテントに戻ってきて、2:00くらいに帰路につく。布団に横たわった瞬間に眠りに落ちるような幸せな夜。明日も晴れますように!