パクチーハウス東京

ながらく噂だけを聞いてきたパクチーハウス東京、ついに行ってきました。@masakiishitaniが先週「行ってきた!」とポストした写真たちにがっつり釣り上げられて@sohsaiとともに同行を懇願、@mitakasoundのおふたりも一緒に行った次第。少しのことにも先達はあらまほしきことなり。ていうか、いしたにさん中5日登板じゃんね。

お店に入ったとたん濃厚なパクチーのかおり。「苦手な人はこの時点でアウト」というのもさもありなん。しかしパクチーも好き嫌いの激しい野菜で(たぶん「ちくわぶ」と同じくらい激論にさらされている)あまり中立の立場をとる人はいないのよね。しかもこのお店はすべてのメニューにパクチーが入ってるので、あいまいな態度では門もくぐれない、と。

生春巻、パクチーサラダ、青パパイヤのサラダ、冷製の砂肝、ピータン豆腐、パク天、酸っパクスープ、牛肉+パクチーパクチーごはん、酸っパクスープ、あとなんだっけか。テーブルが緑になるほどパクチーまつりでした。全品写真撮ろうと思ったのに、ちょっと夢中になりすぎた。パク天ことパクチーのかきあげが最高。普段つけあわせ程度にしか食べないものだけど、味のしっかりしたすてきな野菜だ、ということを再認識した。


パクテキというパクチーウオッカに漬けたお酒がたいへん強烈だった。ショットのひとなめでからだじゅうがパクチーになる感じ。さすがに臆してパクボールを頼んだら薄くてがっかり。浮いてるのはコリアンダー。全然意識したことなかったんだけど、パクチーの種=コリアンダーなのね。このあとにヒューガルデンを頼んだら、完全にパクチーの味がした。今までオレンジピールのフルーティさばっかり意識してたんだけど、あれはもうパクチーテイストビール。


どのお料理もたいへんすてきで美味しかったんだけど、最後の最後に面妖なものを引き当ててしまった。パクチー塩アイス。甘い中にも塩がぐっと効いてるのと、ジャムのように見えるものがみたらし風味というトリッキーさ。不味いわけじゃないんだけど、なんだかへんてこな顔になった。なんだったんだ、あれ。

ちょっと書けないような話ばっかりをして、おなかの90%くらいをパクチーで埋めて「一年分は食べたね!」とか言ってお店をあとにしたんだけど、たぶんほどなくしてまた行きそう。駅に戻る途中、坂の勾配が気に止まって結局駅前の地図であれこれ地形を読み解く始末。ほんと業が深いと思います。楽しかったー!