CARAMELBOX New Year Party2010 at 渋谷AX

去年も同じ場所で同じパーティが開催されたけど、今年はよくも悪くも「二回目」だった。ぐっと洗練された部分もあるし、逆に熱っぽさが減じたり、内向きなように思えた部分もあった。でも、やっぱり音楽に対する愛情にあふれた、すてきな時間でした。そもそも、劇団専門の制作会社が1000人規模のライヴイベントを、AXで打つなんてどうかしてるぜ!

テン年代最初のライヴは、やっぱりこの人。キャラメルの新年会、大トリは石田ショーキチ!石田バンド、瞬くんのドラムがAXにちょう映えた!彼が叩くようになって初めて聴く曲も多かった(ていうか、まだ二回目のライヴだ)けど、あのタイトかつゴージャスなドラミングは、今の石田さんのロックモードにぴったりだと思う。

White、バンドアレンジで聴くの初めてだし。ノーチラスは「そういやこれ元ネタPulpだったっけな」と思い起こさせるような、ブリブりのダンスチューンになってたし。去年に生まれた曲から、1995に生まれた曲までがまったく違和感なく並んでいるセットリスト。一度生まれた楽曲は、こうやって何度も産みなおされるんだなあと改めて実感しました。最高。

Better Days / Your Life / mizuiro / Photograph(Spiral Life) / White / 君のいた夏へ / MIRAGE / さよならノーチラス号

あと、今回とてもよかったのはメレンゲ。すごく昔から知っているような気がするけど、ライヴは相当ご無沙汰していたので、アッキー(from PLECTRUM)がサポートで入ってることを全然知らなかった。久々に聴いてもそれとわかる、艶っぽいギターの音色にうっとり。ああいう淡やかな音作りをするバンドって、AXみたいに音が飛んでいく会場にとてもよく似合う。またライヴ見たいな。

大人数でわいわいと飲み明かして(ほんとうに彼らはわたくしの「育ての親」だとおもう)、最後はすてきなおにーさんにコーヒーをごちそうしてもらって、始発電車で帰宅。ややもするとぶれそうな自分の軸をきっちり据える夜。