hare-brained unity / cruyff in the bedroom at club QUE

クライフvsヘアブレって、どんな師弟というか兄弟対決かよ、とツッコミをいれながら参加。早くつき過ぎたのでブラブラしてたら、うっかりメガネを衝動買いしてしまって遅れそうになったのはひみつ。

ヘアブレっていつもライブを見るたび残念な気持ちになるんだけど、やっぱり今回もそうだった。メロディのセンスとか音源の作りこみかたとかは大好きなんだけど、それが全然ライブで活かせてない気がする。なんでそんなつまんないギターの音色を鳴らしてしまうんだろう、とかあんなサウンドなのにどうしてあんなにボーカル前に出すんだろう、とかホント惜しい感じなんだよなあ。なんか、全体的に雑。最近の趣味嗜好からしたらドンズバなバンドなだけに、残念。むー。

で、昨日のクライフは本当に素晴らしかった。あんなに感動させられたのはじめてかも。きゃあきゃはしゃいで熱狂するのももちろんいいのだけど、最後の音が鳴り止んだタイミングで、隣の人とどちらともなく「ああ、いいライブだった」ってこぼす感じがね。すごくいい。

とくに序盤のドリーミーな楽曲が続くセクションがうつくしかった。耳がひりひりするほどの音圧なんだけど、きちんと四人の音が存在感を持っててそこにあるべき姿で鳴らされてる。あれは重ねた年月の貫禄としか言いようがないな。シゲさんのギターは魔法みたいにいろんな表情を持った音が湧き出てくる。

終盤のまさにキング・オブ・シューゲイザーとしか形容できないフィードバックノイズの壁もやっぱり圧倒的だった。こればっかりはライブハウスじゃないと浴びられないわ。アンコールがいちばん大好きな歌モノであるところのplastic bagだったのも合わせて満点。自分こんなにクライフ好きだったっけか、と不思議になるくらい満たされた。ハタさんのいう「この世の天国見せてやるよ」なんてこっぱずかしいMCも許せる(そりゃどうか)。

終演後は、久しぶりにかどまえのお好み焼き食べてさらっと帰るはずが、結果夜の下北沢をぶらぶらしつつ、みっつのお店でラストオーダーです、と告げられる羽目に。最近なんだか朝方の街に好かれっぱなしです。うーん。