YMCK vs THE JETZEJOHNSON at 渋谷CLUB QUATTRO


三人組で、ピコピコで、ゲーム好きで、センターがかわいこちゃん(ええと…)。だけど正反対のベクトルをつっぱしるまくるようなツーマンでした。

YMCKってちゃんとしたライヴ見るの初めてだったんだけど、「塊魂」に提供した曲に合わせてステージ上で生プレイしたり、使いもしない(ぶ)太鼓の達人コントローラを振り回したり、インベーダーゲームのプレイ画面から楽曲に展開していったり、とにかく作り込まれた楽しいステージでした。明和電機思い出した。

クアトロのジェッジって結構久しぶり。Discoveriesのワンマン以来か。ステージ背面が全面照明なのってここくらいなので、いつもと雰囲気違う。02mixedのイントロか、ギターを振り下ろしてノイズを響かせるとこで緑のパーライトにシルエットが浮かんだのがえらくかっこ良かったな。あと、袖から生のアップライトだけ当たるとこ。壁面の無機質さが絵になる。

なあんて照明の話がいちばんに出てくる事でもお気づきでしょうが、全力で音を楽しめたライヴではなかったです。惜しい。よくも悪くも、じゅにあ氏がジェッジの要石なんだよなー。センターでヴォーカルだからっていうのはもちろんなんだけど、彼が万全の状態でプレイできてないとバンド自体がばらける感じ。まあ、バンドってそういうものかもしれないけど、ちょっと極端だ。前半のギタートラブルが最後まで尾を引いたかなぁ。うーん。

その中にあって、02mixedLouder→Ridham M の流れは気持ちよかった。02mixedって暗やみを疾走するようなイメージがあるので、そこから間髪入れずにキラキラした音に展開すると、ジェットコースターのてっぺんで一瞬ふっと浮くような感覚がする。

藤「ゲームすきか?」「日本の産業でまともなのはゲームだけだ!」中「…音楽もな!」ってくだりが、妙に笑えた。爆笑じゃなくて苦笑なんだけど。

終演後、知らないうちに泥酔してた某氏に(クアトロなのに…)「やーDancetekってホント鉄板だよな!」的な事を言われてニヤニヤ。前に見たのがDiscoveriesのFACTORY出演だったらしく、その時のイメージで来たら思ったより生っぽくてびっくりしたらしい。でしょうよ。「こういうバンドが売れるといいのにねー」て。ホントですよね…。

帰り際CD物販のところに、今日のセットリストが収録アルバムメモ付で置いてあったんだけど、アンコールに「百年の花」て書いてあって吹いた。やるつもりあったんならやっておくれよ…。気分屋め…。

Ridham AR / Dancetek / for the Right time // Cook it / 02mixedLouder / Ridham M / Coma // 陽の当たる場所へ / HEADLINER OF THE YEAR / CONTINUE?

終演後は「生ください!」が、問答無用で大のお店で吞んだくれる。ええと、ビールは中ジョッキで飲むのが一番美味しいと思うです…。いろいろと思い悩むこともありつつ、結局はまたも朝帰り。ちーん。