曽我部恵一バンド×シーナ&ロケッツ in Que OPEN DAY SPECIAL 下北沢セッションズ!day3


アイラブマイライフ!

三日続いたお祭りも最終日、16年目の幕開けの日。同じ時間の電車で通勤するようにQUEに通うのも今日で終わりかと思うとなんだかちょっと寂しい(ま、たぶん来週いくんだけど)。顔見知りになった通し券チームの人にも、なかなかもう会えないだろうなぁ。

今日の対バンは曽我部恵一バンド。以前見たときが年末幕張のGARAXYだったから、ずいぶんスケールが違う。ま、でも、ソカバンはこういう小さなハコが似合うよね。

客電が落ちて、メンバー登場!…あれ、曽我部いない?センターでギター持ってるひと、だれ?……あれが曽我部だとっ!なんか、想像をはるかに超えるまるまりっぷりでした。最近ちょっと太ったよね、という気はしてたんだけど、直近でみたのがほぼ日のくびまき写真だったので、そんなもんだと思ってたんだけど。完全に顔が円でした。西田敏行に似てる…。おなかが出た、とかじゃなくて完全にクマ体型でした。ひげクマ。TシャツのサイズはジャストL。となりのソカバン好きのこが「先月より太ってる…」て絶句していたのがなんというかすべてをあらわすのでしょう。泣けた。

いや、でもライヴはとても素敵だったですよ。「曽我部恵一」とか「サニーデイ・サービス」じゃなくて、ソカバンのフロントマンだったらころころしててもぜんぜんオッケー。滴る汗と激情的なサウンドが妙にしっくりきてて震えた。全身の声を絞り出すようにして崩れ落ちる青春狂走曲から(ひとのシャウトでマイクがハウるの初めて聞いた)魔法のバスに乗ってのイントロがこぼれ落ちた瞬間はちょっと鳥肌。それにしてもギターの智ちゃんちょうかわいい。ソーキュート。


恋人たちのロック / キラキラ! / 海の向こうで / I LOVE MY LIFE / がいこつ / 永い夜 / プレゼント(新曲)/ テレフォンラブ / -session- / 青春狂走曲 / 魔法のバスに乗って
途中でシーナ&鮎川&渡辺氏を呼び込んでのセッションはRAMONESのHey Oh Let's Go。なんつうかもうハマりすぎ。ジェッジと同じ実測時間で倍近い曲数やってるのに笑った。

今日のシナロケはさすがにちょっと疲れが見えた。特にシーナ。フロントでの煽りっぷりが全然昨日と違うし、MCで全然しゃべれない。でも、歌うときは声でてんだよなぁ。聞こえ方に慣れたせいもあるけどこの三日間でいちばんいい声が聞こえた気がする。ばけもんだ。それにしてもBABY MAYBEはよかったなー。キュート。

今日のゲストは鍵盤弾きの渡辺シュンスケ氏、激ロックなピアノマン。カミテぎりぎりの位置だったのでひらめく指先を満喫いたしました。あ、結局今日も最前列にいたのでした。せっかくなら最後まであのギターの音に射抜かれるのも悪くはないかと思って。ははは。しかしこの三日ですっかりロケッツ大好きっこになった気がする。浅田氏の淡々としたベース、好きだ。渋い。

で、今日のシークレット・スペシャル・ゲストは、CLUB QUE店長二位徳裕!ギター抱えて出てきたときは申し訳ないけど爆笑した。「初日ウルフルケイスケ、二日目甲本ヒロト、で、ごめんなー」て。ひどい。でも、15年ものあいだひとところで踏ん張ってものごとを成すというのは、ああいうことが許されるためのすべてのものを積み上げていくことなんだと、なにやら感慨深くもありました。あらためて、15年という時の長さを思う。

ああ、おまつり終わっちゃったなぁ、と終演後ぼんやりしてたら、すてきなおにーさまたちが誘ってくれてうだうだと吞みに行く。今までしてそうでしてないような話を延々として大笑い。いや笑いすぎた。

そんなわけでわたくし15分の12年はQUEとご一緒してきたわけですが、まだまだ通うんだろうな。「福島生まれ下北育ち」の名乗りはダテじゃないですぜ。あらためて、15周年おめでとうございました!