THE JETZEJOHNSON×シーナ&ロケッツ in Que OPEN DAY SPECIAL 下北沢セッションズ!day2


走ってゆけ、繋いでゆけ!

先攻はTHE JETZEJOHNSON。藤戸のおでこに「ド緊張」って書いてあった。QUEの最前列なんてスピーカより前だからマトモな音が聴こえるわけもないので、ジュンのドラムと壮一さんのギターをたっぷり楽しむ会になってました。ははは。ヴォーカルも口元を見て生声を聴き取るみたいな感じ。それはそれで面白い。しかし今日の壮一さんは格好良かった。エロかっこいいってああいうのをいうのか。こんなフレーズ弾いてたのか、とか今更気づく事も多くて新鮮だった。アンプから直で音を浴びてるとギタリストって格好良く見えるのかしら。いや、それをいうなら藤戸氏だって(ry

そういや今日も藤戸アンプがいつものじゃないどころかJC-120だった。いきおい足下もなんにもなし。ギャリッギャリに吠えてたなぁ。チューニングしてる間にDancetekのカウント入ったのに大慌てしてた。…なんかちっさいことばっかり目に入ってダメだね、前って…。あ、Dancetekで右耳と左耳で違う歌声が聴こえるのはちょっと面白かった。生の声と、ヴォコーダーごしの声。あれはQUEじゃないと聴けないかも。

いや、でもジェッジの両面がコンパクトに濃縮された良いライヴでした。持ち時間考えるともう1曲詰めれられるんじゃないかな、って最近よく思う。トラブルがない限り(しゃべりすぎない限り)押しようのないバンドなのに。いつもCONTINUE?のイントロが鳴ると「もう終わりか!」て感じてしまうのが惜しい。ま、喰いたりないくらいがちょうどいいのかも。今日はジュンばっかり見てた。あんなにシェイカー振ってるとはつゆ知らず。


HEADLINER OF THE YEAR / 陽の当たる場所へ / for the Right time / Vivas the RIOT / 02mixedLouder / Terminal Breakdown / Dancetek / CONTINUE?
ジェッジのセットが終わってそのままシーナと鮎川さんを呼び込んでセッション。YOU MAY DREAM、昨日も聴いたけどこれはこれで全然別の曲だ。壮一さんと鮎川さんが並んで弾くのがむちゃくちゃ格好良かった。身長的にはあそこに石田ショーキチがいてもよい絵になるかと。ギター山脈。

そしてシナロケ二本目。昨日とほぼ同じ流れで、キーになる曲が変わってるみたい。あ、ロックの好きなベイビー抱いてやらんかったな。あれ好きなのに。

それにしてもギターって本当に不思議な楽器だなぁとしみじみ。ヴィンテージなものとそうでないものとか、チューンナップの仕方とか、果ては表面塗装で鳴りが変わるとか、そういう話も大好きで実感できるんだけど、鮎川さんのギター見てるとなんだかそういうのどうでもよくなる。1969年のレスポール、ずっと現役で鳴らされててるそれは傷だらけだしピックアップも錆が浮いてるしボリュームつまみはひとつ折れてるし裏はつるっつるにはげててライヴ後半では汗すって色変わってるくらいなのに。なのに、マーシャルに直接突っ込んでるだけであの音だよ。冗談みたい。

ぽわーんとして踊り倒してたらあっという間に本編終了。ここからが長かった。まずはMOBY from SCOOBIE DO!ドラマーがゲストってあんまりない。The Kinks/You Really Got Meと、James Brown / I Got Youを。

で、やたらちいさなアンプがセッティングされたと思ったら次のゲストはヒロト!「甲本ヒロト」ってロック好きの共同幻想というか都市伝説みたいな気がしててなんかもう目の前にいるのが信じられない。あんまりに無垢なこどもみたいだった。でも歌いだすとやっぱりよく知ってるヒロトだし、ブルースハープを持ったらちょっと見た事ないくらいうたごころに溢れる音を出してた。うーわー!ものすごくキュートで、きょうび小学生でもそんな顔しないような笑顔で「シーナ&ロケッツと同じステージにたててうれしい!」って言ってた。たまらん。

さらにゲストでプライベーツの延原&手塚登場って。もうなにがなんだかわからない。延原さんがそりゃあもう奔放に跳ね回ってて可笑しかった。ここで2曲。最後はいちど引っ込んでアンコールのつもりだったのだろうけど「ひっこみそびれたけん、このままやるちゃ。みんなでてきてくれる?」ってゲスト全員+藤戸氏が引っ張りだされて大セッション祭りのSatisfaction(フロアに投げられそうになってた。軽そうだから飛んできてもいいのに)。うーわー、ヒロトと藤戸が視界のワンフレームに収まってる。そして逆隣にシーナと鮎川さんて。もう意味が分からん。

Satisfactionが終わって、鮎川さんがご機嫌すぎて「もう一曲」つってJohnny B. Goodeのイントロ弾きだした瞬間に「なに、この曲知らねえ!」って顔をステージ上でたった一人した藤戸氏に爆笑。シーナさんに「OK?」って顔されたときわかってないのに頷いてたし。ちゃんと歌い出せて良かった…。例によってワンフレーズずつメインヴォーカルを回していったんだけど、ヒロトが「11年より12年、12年よりも13年、13年より14年、14年よりも15年、ごーごー、じょにびぐー♪」ってさらりと歌ったのに鳥肌が立った。あれは天性、だなあ。いつ果てるとも知れぬ轟音と笑顔が鳴り止んだ終演は22:15。昨日より30分長い。明日はどっちだ!

たぶん30年前くらいのJohnny B. Goode。このメンバーが全員ステージにいたんだよな。凄。