『容疑者Xの献身』at 池袋サンシャイン劇場

キャラメルらしからぬ、と言えば確かにそう。とても淡々としたお芝居でした。二時間を越える長尺もいっさい気にならず。手に汗握る、というよりヒタヒタと展開していく物語に引き込まれた。

原作も映画もドラマのガリレオもまったく知らないまま、世間のガリレオブームに触れないでいてよかった。ラストシーンの石上=西川さんの慟哭は、ちょっと忘れられそうにない。

とかいう感傷をぶっちぎるネタが終演後のロビーで開催中。「湯川のコーヒー」て。インスタントて。セルフサービスて。相変わらずだなあ、と一杯飲んできました。めがねおっかーさん好きにはたまらないだろう(なにが?)

終演後のロビーで買って帰り道すがら原作を読んだんだけど、台詞も地の文もほとんど原作のままなのね。いくつかのエピソードを削って、地の文を演劇的な演出に変えてはいるけれど。福山ガリレオは結構違うのでしょう?(そもそも柴崎コウの役っていないよね)こっちもそれはそれで楽しみになりました。いろいろ読んで/見てみよう。