Kick Out The Jams vol.5 at 下北沢CLUB QUE

GRiPのレコ発&Club QUEのアニバーサリーイベント。出演はGRiP / →SCHOOL← / THE JETZEJOHNSON

なぜか先発がジェッジCDJとかレコ発ツアーとかが続いていたので、久々の「なにも背負わない」ライヴ、しかも昔なじみのGRiPのお祝いということで、なんだかのんびりした雰囲気で。とかいってたら、しょっぱなからクリックがジュンに返らないトラブル。うーん、それは致命傷…。まあ中枢がmacである以上「なんかよくわからないけど変」は不可避よね。10分ばかり悪戦苦闘の結果、無事に復活。「電気がないと何も出来ないバンド、ジェッジジョンソンです」というMCに爆笑。
もちろんライヴが始まってしまえば、いつも通りにシャープなステージ。QUEはあまり前に行くとステージの中音ばかりが聴こえて出音が全然聴こえなくなっちゃうんだけど、ついつい前方で。やっぱり知覚はずいぶんと視覚に頼る部分が多いよね。目で追いながらだと、普段なかなか意識しない壮一さんのギターフレーズがよく聴こえる。シャツ+ジャケットに髪を縛ってて、まるでヨンさまになってたのにびっくりしたけど。からだが大きいのでステージ映えするわよねー。

12WIRES的には「いつもの」といった感じのセットだったけど、pixelstorm→Dancetekっていい流れだなー。混沌の中にぱあっと光が射す感じ(まあギターはずっと光ってんだけど)。ギターの細かいフレーズに眼を奪われる。そうそう、ここしばらくずっとグチグチ言い続けていたDancetekのBPM、今日は遅くなかった!音源と同じBPMに戻ったんじゃないだろうか。とても軽やかで心地良い。この曲が終わらなきゃいいのに、といつも思う。

なんて感傷をぶっちぎる「ピザァァァアアアア!」の咆哮に苦笑い。この曲がレギュラー入りするとは思ってなかったんだよなあ、実は。甘えたさん全開のポップさにはじけまくって、そのままなだれ込むようにドロッドロの轟音に巻かれてCONTINUEするのもすっかりお馴染みの流れ。やー、踊った踊った。


HEADLINER OF THE YEAR / 陽の当たる場所へ / for the Right time / Pixelstorm / Dancetek / Pizza / CONTINUE?
つづく→SCHOOL←も、はじめて見たけど楽しかった!vo.ヤノ氏はスムル徳井氏に似て蝶。しかし初聴の曲を2サビでシンガロングできるキャッチーさはすごいな。フロント3名眼鏡がダテなのは許しがたいが。が!

GRiP、何年ぶりかわからないくらいぶりに見ました。ゴンダ弾き語りとかはちょこちょこ見てた気がするんだけど。7曲を30分で駆け抜けるパンキッシュなステージ。しかしカッコ良かったなあ。さすが下北沢ロック番長。レフトハンドモデルのギターって、なんかドキドキするのは何故なんだろう。

アンコールはじゅにあ氏とヤノ氏を呼び入れてセッション。曲はなつかしのFlashBack!個人的にはGRiP最強の歌モノ。「他人のステージは緊張する」と多動気味のじゅにあ氏は、「オレ布袋、オレ布袋」と呟きながら光るギター握ってた。ちったあおちつけ。あのギター、どこでLED光量のコントロールしてるんだろうと思ってたんだけど、どうやら側面のプラグ部分脇にダイヤルスイッチがあるみたいね。納得。

アンコールセッションってわりとユルい雰囲気で進行する事がおおいけれど、今回はじゅにあ氏がセンターマイク、ゴンダ氏とふたりできっちりハモるのに感動。アウトロのじゅにあシャウトをゴンダ氏がとても満足げな笑顔を浮かべていたのが印象的。いいなあ、こういうの。ついついこちらも顔がほころんじゃう。

終演後は久しぶりの顔がいっぱいでこれまた嬉しい。爆笑したりニヤニヤしたり近況に驚いたり。QUEはいいです、やっぱり。