演劇集団キャラメルボックス ハーフタイムシアター『光の帝国』


東京公演はいよいよ明日が初日ですが、ちょいとばかり告知。
演劇集団キャラメルボックス、今春のハーフタイムシアター、『光の帝国』『すべての風景の中にあなたがいます』二本立てのうち前者で、コンタクト/serial TV drama/VASALLO CRaB 75の楽曲が使用されているとのこと。まるでCLUB251ブッキングのようなメンツであります(ああ、そういう企画見たいな)。

とは言っても、当然ながら脚本や稽古を見て選んでいるわけでもなく、要は自分のアンテナにひっかかった音楽をやみくもに加藤さんに投げて、そこからさらに絞り込まれるわけですが。この辺がオーダー入りということは、全体的に随分と疾走感のあるギターロック寄りの芝居になっている予感。

もちろん恩田陸の原作は読んでいるけれど、ベースとなった「大きな引き出し」は連作短編集のなかでもひときわ小振りな作品なので、1時間のお芝居というフォーマットになった時に、どれくらいの展開になっているか全然わからない。常野シリーズは彼女の作品のなかでもひときわ好きな作品群なので、楽しみなのです。

これまでハーフタイムといえば新宿コマ劇場がお決まりだったんだけれど、今年は新宿FACE(なんと元新宿リキッドルーム加藤の今日掲載の仕込み中写真をお借りして貼っときますが、内装含めて本当にリキッドだ!うわー!)だそうで。普段はプロレスやったりしてるみたいな、芝居小屋じゃない場所での公演というのも含めてドキドキであります。来週のうちに一度見に行く予定。
http://www.caramelbox.com/stage/halftime2009/

こういう知らせにニヤニヤしてる自分は、誰かの生み出したものを大きく響かせる事がなにより好きなのだ、と実感する。奏でるのではなく、スピーカーというかアンプ。表現者や芸術家ではなく、編集とか製作とかね。わたくしの作るものはいつだって卓越した誰かの表現の輻射熱で出来ている。