10 years later.

「十年間、毎日あることをずっとやって、モノにならなかったら、俺の首やるよ。」


熱に浮かされたような一週間が終わって、ちょっとぼんやり気味の月曜日。そう、ダーリンコラム@ほぼ日がどストライクなのって、こういう気分の事が多い。…あ、もう12月か。

Relaxで目にして、ほぼ日で再会して、「悪人正義」を読んだのは割と最近だったりもして。これに呼応するように小檜山センセイが「仕事は趣味のように、趣味は仕事のように。どんな趣味でも10年間週末にやり続ければモノになる」なんてのを座右の銘にしてたりして。

いろんな物事に対して意識的であろうと思った17,8から10年が経過して、折々に思い出す事も多いこの言葉、イトイ氏のいうように「「10年いっちょまえ説」は、すっかり定着してなかば常識のようにもなった」のだけれど、たしかにその根拠は?と言われると「これまでの経験に照らし合わせて発見したこと」以上には考えてなかったのよね。 自分も10年、ちょこちょこと続けてきたことが、いっちょまえになってきたような気もするし。

なので、今日のダーリンの物言いはとても気になるのだった。彼の結論と自分のそれがおなじなのかはわからないけれど、ちょっと1週間ぶんの宿題にしておこう。

しかし、いまにして思えば、
吉本隆明という人が、ただ経験だけで
ものを言うということは、ほとんどなかったのだった。
「おれの首をやるよ」とまで言ったことの、
背景には、実は、吉本さんがずっと格闘してきた
マルクスという哲学者の存在があった。
このまま、さらっと続けちゃうのが
なんだかさみしいので、次回につづく、にする。
だって、ぼくは、今年になってからわかったんだもの。
「ああ、そうか。そういうことを言ってたのか!」と。
‥‥つづきます。
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