[exhivision2008]横浜トリエンナーレ

3度目の横浜トリエンナーレ、行くのも3回目。前回は埠頭の大きな倉庫をぶち抜いた大きな会場だったのだけど、今回は会場が7,8カ所に分かれてたのであるくあるく(三渓園とか遠過ぎだろ!)。今日回ったのは赤レンガ倉庫とBankART NYKこと日本郵船海岸通倉庫、あと新港ピア(そんな建物あったっけなあと思ったら、建てたのね。びっくり)。どこの会場も動線の作り方が酷くて、散漫な印象。街じゅうに展示が分散してるのはいい事だと思うんだけど、建物の中身がバラバラしてんのはどうかと思うなー。

三年前と比べて、暴力的だったり攻撃的だったり陰鬱なムードの作品が多かったような気がする。キュレーションの方向性の違いなのか、時代の空気を反映したものなのかはわからないけど。あと、なんらかのアクトを撮って出しただけ、って映像作品が多かった気もする。確かに灰野敬二が毎日赤レンガでライヴする訳にはいかないだろうけどさ。その空間にいるからこそ意味のある作品が見たくて行くので、あんまり多いと肩すかしを食らった気分がしちゃう。

そういう意味で、NYKの2F、クロード・ワンプラーの姿のない作品をひたすらスケッチしていた男の人(あの人が作者なのかと思ったけど違うみたいなんだよねー。謎)と、赤レンガの2階にあったテレンス・コーの「廊下」という作品がとてもよかった。

天気がよかったので三渓園まで行くのもいいな、とおもったけれど、さすがにくたくた。混み合いそうな会場は今日ぐるりと回ってしまったし、2dayチケットの残りはまたのんびりと。