世界報道写真展2008 at 東京都写真美術館

huili2008-07-26


実は年パスを買ってもいいくらいに行ってる写美、待ち合わせの空き時間でふらっと行って、ガツンと殴られて帰ってきました。うっかりいってはいけない展示だった。

私たちが生きている地球上で何が起きているのか、そして写真家が危険を侵してまでも伝えたいものが何であったのか。ニュース性と写真表現に優れたフォトジャーナリズム最高峰の作品をご堪能ください。
明るくはない、楽しくもない、でも、見ておいた方がいい。
一昨年はあれほどアフガニスタンの事を考えて夏を過ごしたのに(文化祭で「アフガニスタンにランドセルを贈ろう」という企画をやったのでした)もう、すっかり彼の地の事を忘れている自分が情けなくなった。この写真のたかだか数十キロ先で自分のランドセルが背負われているってのにね。写真って本当に饒舌で残酷で、正直だ。ミャンマーで無くなった長井健司氏の映像も上映されてました。

映画ホールでやってた「いま ここにある風景」っていう中国のドキュメンタリーも見たかったのだけど、あまりに展示のダメージがおおきかったので次の機会に。誰か行きません?このコピーに反応する人、結構いそうだけれど。

不都合な真実』『ダーウィンの悪夢』『いのちの食べかた』につづく、
私たちが今生きている世界についての衝撃のドキュメンタリー!
国際的な写真家バーティンスキーが捉えた中国。その産業の風景。国際的なカナダ人写真家エドワード・バーティンスキー。彼は20年来、人類の発展、すなわち産業によって極端なまでの変化を強いられた風景の広域写真を世界中で撮り続けている。その写真は、異様さ、残酷さをたたえながらも、その圧倒的な美しさで見る人を否応なしに魅了する。映画『いま ここにある風景』は、彼が中国を訪れ、産業発展がこの国にあたえた巨大な影響を写真におさめる姿を記録したドキュメンタリーである。
http://www.syabi.com/details/mo_now.html