バッパーズ×ユアソン×勝手×ハマケン×スカパラ at 日比谷野音


チケットの先行を申し込んだ時点では「バッパーズvsスカパラ」だったのに(ていうか、そもそもこのHOTSTAFF野音シリーズって、基本はツーマンなのだが)気がついたらすっかり夏のホーン祭り。これでもうロッキン行ったつもりになっていいんじゃないか、というのが同行者一同の共通見解でございました。

先行で16枚(!)も当たったチケットは、AブロックとBの最前列。わたくしが手にしたチケットは、A3-24。A1は柵で潰れているので、そう、センター二列目ど真ん中!ステージ上の覇気がまっすぐに伝わってくるので一瞬たりとも手が抜けませんでした。死ぬわ、こんなん。


吾妻光良&the Swinging bappers

今年三回目のバッパーズ。ひとつのアーティストを何度も見に行く事が少なくなったので、実はジェッジの次によく見てるのがバッパーズという衝撃。おっさんども、夏の暑さにすっかりやられてましたが、いやいやカッコ良かった。過去二回はワンマンだったので、まわりはバッパーズ好きばっかりだったけど、初見でポカーンとしてたひとたちが爆笑し始めるのをみてなんだかニヤニヤしちゃったり。いいねえ、こういうの。「肉を食おう」んときにダイちゃんが牛タン持って走ってきて、まわりの人が動揺してたのがいちばん面白かったけど(笑)。

YOUR SONG IS GOOD

こみやまゆうひ+ワタベ+濃いめの味付け=JxJx だと思いましたがいかがでしょうか。実はライヴみるのが初めてだったけど、もっと普通のバンド然としたひとたちだと思ってた…。ステージ上のハイテンションにつられて、ガンガン踊り倒す。前の座席で膝を割りそうになる(…)。今日ワンマンらしいけれど、あれ2時間も見たら命が持たないわてン。


勝手にしやがれ

かっこいいなー、と思いつつも、どうにものめり込めないのはなんでだろうねえ、という話をしながらゆるゆる(センター席は譲った)。バリトンのにーさんがカッコ良かったなあ。ストライプの細身ダブルにリーゼント。


●(ハマケン)

これが噂の押し語りか!サンプラー漫談とでもいえばいいのか。スカパラのセッティング中に好き放題やって帰っていきました。さんざやじりまくってたら「うるせえ!黙れ!」とツッコまれる始末。うん、でも、まあ、楽しかったですよ。ええ。

東京スカパラダイスオーケストラ
結論からいうと、彼らは9人になってもまったく変わることなく走り続けるつもりである、という決意が伝わってくるライヴでした。変わることなく、というか、今まで以上に。

ごく熱心に彼らを見続けてきたわけではないけど、あんなに気負った顔をしてる(ような気がする)のははじめて見たような気がする。谷中さんとかNARGOとか。あと、加藤くんがセンターになって煽る事も多くて(フロントでしゃべれるの彼だけだしね)それもちょっと大変そうだった。まあ、新編成1発目のライヴだし、仕方がないと言えばしかたがない。

なあんて上から目線のことを言う割には、いつも以上に歌って踊って大騒ぎしてきたのでした。見知らぬ人とわーわー楽しく踊って、「じゃ、またね」なんて名前も聴かずに手を振れるなんてスカパラ以外にないと思うんだよね。最高です。次はエゾ、かなあ。

●アンコール
出演バンドみーんな呼びつけてアンコールセッション。ラッパが3本でアルトサックスに至っては0なのに(…)トロンボーンが5本も乗るという騒がしさ。我らがアズマックスはアロハにグラサンでセンター立つしね。最高。このころには席になんていなくて柵の一番前にいたんだけど、ふと客席の方を振り返ったら、鳥肌が立つほどすばらしかった。各々が好きなリズムの取り方で、最高の笑顔でこっち見てるんだもん。たまんないわ。

終演後の熱を帯びたまま、新橋でわあわあ飲んで帰る。ふたりがかりで思いっきりヘコまされたりしましたが、まあいい。がんばりますって。