無茶な大人、代表。

学校にかとーさんがやってきました。またの名を前説五郎。そう、演劇集団キャラメルボックス製作総指揮、加藤昌史氏であります。

まあ、自分で提案してブッキングした進路講演会なのですが、(テーマ:好きなこと、とことんやり続けるオトナってすげえんだぜ)言うなれば実家を出てからこっちの育ての父みたいな人だもんで、照れくさいやら緊張するやら。なんかもう、くすぐったい。

たっぷりと計画的な余談を織り交ぜつつ、笑ったり笑ったり爆笑したりの50分。まあ、あの前説のテンションが延々と続く、と思っていただければ。その中に、人間関係のこととか、コンプレックスのこととか、年頃のむすめっこ共が気になるキーワードがたっぷり。ありがたいです。

それで、最後にはきちんと「長いことコツコツ続けられて、なおかつ好きなこと、ってなんだろう、と考えて続けてみたら、もしかすると今好きだと思っていることと全然違うことに突然出会えたりするかもしれません。」だって。しびれるぜ。

10年間、毎日あることをずっとやって、モノにならなかったら、俺の首やるよ」とは吉本隆明氏の名言でありますが、かとーさんもまったく同じこと言ってるのよね。「コツコツやる」とか「継続は力なり」ってひねくれものの自分は、どうも斜めに見てしまいがちな言葉だけど、「それくらいの熱意を注げるものを自分で探すんだぜ」と視点を動かしてみると「オッケー!やる!」って思える不思議。

オトナのしごとはこどもたちに火をつけること。火種を護るも絶やすも火柱にするもこども次第だけど、最初の檄鉄を引くのは手伝ってあげなくちゃね。うん。