木下大サーカス at 立川

なぜか学校で招待券(日時無指定で、いわゆる新聞の勧誘でもらえるようなヤツ)を頂いたので平日を狙って出かける。サーカスって、小さい頃一度行ったことがあるような気がしないでもないくらいで、むしろミステリやらなにやらの舞台として見る事の方が多かったので、興奮を隠しきれず。

テントのなかに入るとむっとケモノのにおい。客電が落ちて、ミラーボールが回った瞬間に世界ががらりと変わる。270度くらいはぜんぶ客席なので、息もつかせぬ勢いで全方位に向けて繰り広げられるパフォーマンス。出演者も裏方にも寸分の狂いはなく(そう、スポットが当たらないところは舞台ではないのだ!)、あっという間に第1部の50分が過ぎてしまう。で、第1部はそれ以上に夢中になって終わる。うひゃー、なんだこれは!

ダンス、つりロープ、フラフープ、鉄棒、空中大車輪、変身マジック、オートバイショー、空中ブランコ、猛獣つかい、象、キリン、シマウマ、クラウン…。羅列してしまうと非常にシンプルなんだけど、あの薄暗いテントのなかではぜんぶが魔法みたいに見えた。あと、魔法でもなんでもない、鍛え抜かれた人間の体って思った以上にいろんな事ができるんだなあ、という賞賛と。

あとは席のせいもあって(出入り口の真横)やっぱり黒服の裏方さんたちに目がいく。クラウンがはしゃいでる間にロープを引き、装置を運び、一切の事故が起こらないようにきちんと各々の仕事を完璧にこなしてる。プロってすごい。

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