サイレント・ダイアローグ at ICC


北欧モダンが個人的に不発だったので、そのままICCへ。結構久しぶりねー。展示のテーマは「見えないコミュニケーション」具体的には知性を持たない(といわれている)植物をテーマとしたものが多かったかな。フラワー・ロボティクス とでもいえばいいか。植物の電位差を音に置き換えたり、モーターの駆動に置き換えたり。こういうのってわりとエゴイスティックな作品だよなあ、といつも思ってしまうのだけれど、しいたけの電位を音に編纂する《ハ,ハ! ユア・マッシュルームズ・ハブ・ゴーン?》という作品で、ワタクシがちかづいた時、他の人に比べてあまりに甲高い音を出すのにちょっと動揺した。やっぱり嫌われてるの知ってるのかしら(ええと)。

今期のオープンスペース(体験型の常設研究発表)は楽しかったです。最近の研究のメインは実世界指向のインターフェイス。新しいコンピュータとの付き合い方、データの表現の仕方、インターネットとのつながり方、テクノロジーとの住まい方。アーティスティックな表現ではあるのだけど、それを裏打ちする技術が透けて見えるのが面白い。前年度より、ずいぶん展示の標準がくっきりしていたと思います。ここ、タダで入れるので、初台で暇を持て余した時には遊びに行くといいですよ。

三つ回って、有料の展示より無料の展示が一番楽しめた、というのはちょっと残念だけれど。ま、いろいろと得る事はとても多かったです。

http://www.ntticc.or.jp/index_j.html