GO ALL THE WAY vol.2 at 下北沢CLUB251

huili2007-09-08


石田ショーキチ氏のレーベル、”Scudelia Audio Terminal"主催のイベントに行ってきました。ぼんやりしてたらなかなかな遅刻。ああ。

レーベル関係ではないのでゲスト扱いだった、もやしバットというバンドが激烈に好みでした。まったく未聴のバンドだったので、セッティング中に「強いんだか弱いんだかわからない」なんて言ってごめんなさい。

各方面から石つぶてが飛ぶのを覚悟で言うなら、「ヘルマンのウルフがリーゼントでトータスみたいに歌う」バンド。音も、ガツンと男くさいロケンロー。きゃー、シビレルーゥ!がんがん踊れる、ダンステリア・ミュージック。最近流行の四つ打ちダンスロックだけが踊れるロックじゃないのよねー。ポニーテールとふわふわスカートなイメージ。

終演後、久々に物販のCDを「全部ください」って言っちゃいました。案の定(失敬な)ライヴで巻き起こしてた素敵な空気を、CDにパッケージングできてなくて、本気で石田プロデュース希望。またライヴ見たいなあ。誰かご一緒しません?


で、我らがダイキチシショーこと石田ショーキチバンドでございますが。アルバムレコーディングを終えると、バンド体としてのレベルが格段に上がるのはどんなバンドでも変わらないのだな。精神と時の部屋みたいなもん?

今回のドラムはアラジンこと荒川康伸氏。なんと、元フリッパーズ・ギター!(こういうフレーズをあの二人以外に称する日が来るとは思いませんでした)。それ以降もカジくんだのカヒミだの、トラットリア辺でよく叩いていらして、ある意味では、長らくお世話になっているとも言えるひと。すごいなあ。

セットはもう完全にショーキチ名義の楽曲が中心に。ここんとこのシンプルなロックバンド構成もずいぶん見慣れたけど、今回は何曲か打ち込みのトラックを使うものもあって。やっぱり彼の打ち込みモノには、あっという間に世界を組み立てる力(と書いてフォースと読みましょう)を持つ。Love Your Lifeのイントロなんて、まさにステージから風が吹いた。しばらくはこの曲を胸に秘めて暮らしそうな予感。

setlist : Slow Ride / Black Bird / Love Your Life / Summer Rain / Cry/ Home Way / 30 Years
encore : I Saw the light (todd Rundgren)

ライヴ全体もとてもよかったなあ。彼らの音を聴くとえらく高揚すると同時になんだか妙に安心する。ホント、京都名古屋ツアーを敢行しちゃうかもしれません。アルバムが楽しみすぎです。あと10日か。がんばろ。