027/100シー・ラブズ・ユー (2) (東京バンドワゴン)

シー・ラブズ・ユー (2) (東京バンドワゴン)

シー・ラブズ・ユー (2) (東京バンドワゴン)

勢いよく続刊も読んでしまいました。ぷはー。

散々すったもんだのあった前作からの続き(3日後!)ということもあって、ちょいと家族関係の回収に走りすぎているきらいはあるけれど、「本は収まるところに収まる」との家訓通り、さまざまに複雑な関係も収まるべきところに収まったかな。失った家族/求める家族の話がちょっと多すぎて、謎掛けがちょいと小粒で大雑把なところもあったけども。きっとこれ以上は出てこないだろうから(たぶん…)ここからは純粋に彼らの暮らしを楽しめそうです。

ホント、登場人物のひとりひとりが魅力的に過ぎる。各話の冒頭に、朝食風景の描写として2ページに及ぶ会話の応酬があるのだけど(しかも9人も居るの)誰と誰がどんな口調で話してるのかがはっきりわかるので嬉しくなっちゃいます。この人々なら、オールスターキャストじゃなくても楽しそうだよな。ちびっこの冒険譚とか(増えたし!)紺さん青さんあたりの古書ハント話とか。ロックじじい我南人列伝とか。それはそうと、まだまだ続きそうな気配なので、楽しみです。