あたたかな手、僕に触れるのさ。

LIFE
君のハートが 僕にわかるのさ
夜が深く長い時を越え

ラブリー / 小沢健二

最近人に会う機会が増えたせいか、たくさんの人と握手をすることが多くなった。というとなんだかやり手のビジネスマンみたいだけど、とくにそういうわけでもなく。なんか、いろんな場面でごく自然に手を差し出すひとが増えたような気がする。そうでもない?

大きな手、小さな手、何かを作る手、奏でる手、描く手、書く手、スマートな手、ごっつい手。手はなによりもその人のことを饒舌に語るので(「そんな人だとは思わなかった!」って思うことは多々あっても、「そんな手だとは思わなかった!」って思うことはないでしょう?)いろんな手に触れられるのは結構好きだったりするのだけど。ここんとこ、自分より手があったかい人が多くて驚く。

「手の温かい人は心が冷たい」なんて誰が言い出したのか知らないけど、あったかい手はなんだか安心する。体温の割にいつも手はぽかぽかしてる質なので、さらに上を行く人がいると余計に。

いくつになってもむくむくしたこどもみたいな手だけど、割と自分の手は好きになってきたので、引き続きたくさんの握手をしていきたい次第。もちろん握手に違わぬすてきなつながりも増えるといい。あまく素敵なデイズ。