演劇集団キャラメルボックス『まつさをな』


どこまでも高く抜ける、真っ青な空と海が見えました。

キャラメルの時代劇を見に行くのは久しぶり。これまでの作品にあるような幕末の動乱ではなく、安定した江戸中期、いや、安定しているからこそ内部ではいろいろなことが変わりつつあった時代の物語。素敵な女性が主役の、優しさとすれ違いの悲しみが交差する2時間でした。東京公演は明日が楽日、これから福岡と神戸へ。なので、あまり詳しい感想は控えておくけれど、いくつかメモ書き程度に。

坂口さんが和装をしたときのうつくしさは群を抜いている。立居振舞い、言葉の柔らかさと厳しさ、お辞儀の角度までなにひとつ非の打ち所がない完璧な所作。うっとりします。温井さんも優しさと強さをあわせもった若々しい美しさ。本当にステキな女優さんだ。

あとは粟根さんな!だいすき。あいしてる。一生ついていく!あんなにふざけた動きだの言動ばっかりなのに、その声はピーンと伸びてまっすぐに胸を射るのですよ。ああ、MIRAGE見よう、新庄センセイ!

さ、夏がくるとほしみがかえってきます。夏公演は、カレッジ・オブ・ザ・ウインド。みんなで心洗いに行こうぜ!
http://caramelbox.com/stage/courage2007/index_f.html