013/100 本業失格 (集英社文庫) / 松浦弥太郎

本業失格 (集英社文庫) 本業失格

本業だけで、楽しいですか?


こないだ このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか? なんて読んでいたら、なんと文庫が出ていたらしい。暮しの手帖効果ですかね。これは買いにいかなくっちゃなあと思っていたら、家の机にぽつんと置いてあった。サンタさんありがとう!(時期違い)

自分の本業はなんなんだろうなあ、とあれこれ思い描いていた、この本を初めて手にした20の頃とはずいぶん立場が変わって、結局は世間的に見るとずいぶん落ち着いたところにいて。だからと言って鬱屈する事もなくとても楽しく暮らせてる。まあ、本業だけじゃ楽しくない、ってのは、本業漬けで死にかけたこともある(笑)この3年で十分に実感してるところだけど。

しかしなあ、こういう頁のスキマから風が吹くような、足取りの軽い本を読むと、なんだかそわそわしちゃうね。

ふふ、懐かしいなあ、なんて頁を繰っていたら、たもかぶのことを思い出してしまった!同じ県内にありながら、あまりにもヤバい施設なので存在を忘れようとしていたのに。古本を送ると定価の1割で引き取ってくれて、1750円分で只見の森が一坪もらえる。それだけでもあまりに素敵なシステムなのに、そうやって集まった本が現地には200万冊近くあって、定価の半額だったりお持ち帰り自由(!)だったりしてるのです。ああ、どうしよう、行きたいよう。だれかゴールデンウィーク空いてない? 宿は実家でちからいっぱいおもてなししてもらうから!