埋めの花が咲くのを見よう

huili2007-02-15


僕がいつもうたうのはこんな歌で
だけども ときおり君を思い出す

きみのこと / snowmobiles

木曜は研究日のため重役出勤。あまりにもあたたかくて上着を手に持って出かける。抜け道沿いの梅は、もう花を散らし始めていた。風もしっとりまろやかになってきたので、もうこのまま本当に春になってしまうかな。アレルギー性鼻炎もちのくせに、スギ花粉が陽性でないというハッピー体質なので、この季節は本当に好き。ふふふ。

よなかにiChatで話をしつつファイルをやり取りしていたら、5MBのファイルがまばたき3回くらいで飛んでいくのに驚く。エラーではじかれたかと思うほどはやい。同じプロバイダで光ファイバー接続だったせいなのだけれど、ちょっと新しい世界が見えた気がした。「この曲がさあ?」って話が、100km越えていようともまったくタイムラグなく進むんだもん。

あらゆる場所とこのくらいの速度で繋がってしまったら、モノを所有する感覚ががらりと変わってしまう。著作権のありかたも、複製とか所有ではなくて、参照する権利を取りあつかうしかなくなるか。そういうのってオンガクならDRM的仕掛けだし、ソフトだとアクティベーションだのドングルものだと思うんだけど、どうも古くさくていまいちパリッとしないんだなあ。消費者の利便性だけでなく、権利者に対してしっかりペイできるような、スマートかつハッピーな解決策はあるのかしらねえ。

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追記:そんなことを考えてたら、ジョブズがとんでもないことをいってやがりました(via 圏外からのひと言)。あのオヤジったらまったくもう。予言と取るか妄言と取るか。さあ、未来はどっちだ?

すべてのオンライン音楽ストアが、DRM フリーの、ライセンス可能なオープン形式に変換された音楽を販売するそんな世界を想像して欲しい。そんな世界なら、どこで買った曲でもすべてのプレーヤで聴け、すべてのプレーヤで聴ける曲をどの音楽ストアでも売ることができるのだ。これは明らかに消費者にとって最善の選択肢だ。アップルは即座にこれを受け入れるだろう。
maclalalaweblog:Steve Jobs の公開書簡(仮訳)