CANAL CRUISE CLASSIC 9th train.

ここで会える人 おっきな扉あけて 今日はどんな人
時々会える人 やっぱり変わらない 愛すべき人たち

♪Our songs / クラムボン


私たちをつなぐメロディは、よるをこえて、つづくはずの一日も終わる。
帰り道くちづさむのは、どんなうた?


CANAL CRUISE CLASSIC 9th train。前日の土砂降りのおかげで空はきれいに澄んで、冬型の気圧配置で空気はぴいんと張りつめてきもちがいい。足掛け6年に渡ってつづいてきた雨男vs晴れ女の戦いは、最近こんな感じで均衡を保っている。

初めての人、4年ぶりの人、2年半ぶりの人、半年ぶりの人、ひと月ぶりの人、一週間ぶりの人。大塚駅で42+2人が乗り込んできたときには、それぞれが間合いを取るようにふくらんでいるので車内はとても狭い。だけど30分もすると、ゆっくりと対流し始めてしぼみだす。みんないい具合に混ざりあって、今回はずいぶんたくさん袋菓子が回ってきた。たべものがぐうるりと一周できるのは、お客さんみんなが近しい気分になってる証拠。

おしゃべりに夢中になって音を止めたり(ぎゃあ)、スタッフTシャツを点々と血で染めたり(ひー)、こっそり仕込んだはぴばすでいサプライズが予想以上に盛り上がったり(うふふ)、ヘッドフォンとメインスピーカとモニタスピーカの音量バランスがいまいちつかめなかったり(要検討)、乗務員さんが「次回ご乗車の際はぜひご指名ください」と洒落っ気をだしたり(ほんとにしちゃうよ)、回ってきたキャラメルコーン、「最後だからガッと行っちゃって!」てそそのかされてザラっと食べたら甘くてしょっぱくてスモーキーでびっくりしたり(キャラメルコーンとおっとっとと甘栗だって?)、いつまでも大塚の電停で手をふるお客さまを見て「あの集団、このままみんなで遊びにいけばいいのに!」と言ってみたり(それくらい親しげ)これ以上ない素敵な時間でした。折り返しでゆっくりしてくれたおかげで、正味20分くらいは長かったんじゃないかしら。

朝から晩まで「イベント菌」にいい具合にかもされました。ドタバタと一日が終わって残るは乳酸ばかり。足を運んでくれた皆さん、ほんとうにほんとうにありがとう!次はばらの花が美しい季節にお会いしましょう。

写真:積み込み前に車庫前にいた旧ペイント7000系と、撤収後の夕暮れ。本編の写真とセットリストはあしたにでも(カードリーダ置いてきちゃった!)