間宮兄弟

huili2006-05-27


うちは週5日制なのだが、実際のところ土曜が一番コマ数が多い季節労働者のワタクシ(中一は時間内に情報を組み込めないので、4コマほど土曜にはみ出してやってる)。慌てて片づける仕事もないので、時間を合わせて映画を見に行く。

ダヴィンチコードと海ザル効果でチケットカウンタは混雑を極める。109シネマズは当日のオンライン予約ができないので不便でしかたない。「まもなく売りきれとなります」の声におびえながら、無事に購入。待ちに待ったよ間宮兄弟

…原作よりさらに愛くるしい二人、やさしいひとびと、すてきなくらし。キャラクタのコントラストが笑えるほどはっきりしてて、元の物語の端々にあった暗い影とか濁った部分がさっぱりぬぐわれている。広めに笑いを狙いにいってる部分と、ピンポイントで狙う部分もそれぞれにあって、映画館からは始終笑い声が聞こえていた。いいね。

ああ、それにしても間宮兄弟の部屋!この部屋はワタクシの理想とする部屋です!(うちに一度でも来たことのあるひとなら深く頷いてくださると思います)あらゆる壁にぎっしりと、しかし整然と納められた本、漫画、CD、こまごましいコレクション。長い尺で抜かれる訳じゃないからはっきりしないけど見覚えのある書影もちらほら。稀覯書とかそういうものを集めるわけではなく、幼い頃からの二人の趣味の集積なんだろうなあ、と推察。それにしても美術さんがんばった!と感激していたらエンドロールの「協力」にブックオフコーポレーション、と。なるほどねえ。

いくつも失恋して、もうふたりでのんびり暮らしていけばいいやなんて言いながらも、携帯の着信に驚嘆するのがラストシーンなあたり、ほんとうに好ましい。ぜひともおすすめです。ああ、兄弟がほしいなあ。