大相撲夏場所初日@国技館


かつては「コネもなしに枡席なんて夢のまた夢」とも言われていたらしいけど、大相撲人気の陰りと共にいろいろとみやすいシステムもできてきたらしい。通常だと四席ひと組が「ひと枡」のところ、枚数限定でひと枡をふたりで使えるチケット(そのかわり最後列)があって、今回はそれで参戦。ちょっと前でぎうぎう見るより(ひとりぶんがホントにぴったり座布団一枚!)、最後列でもだらーんとできる方がよさそうでした、ほんと。


テレビで見るとあんなに広く見えるのに、国技館は思った以上に狭くて最後列でもよく見える。朝の八時半から取り組みは始まっていて、会場に入った一時過ぎでもまだまだ幕下。お客さんもぱらぱらいるのだけどいまいち真剣みに欠けるかんじでユルい。幕下の取り組みは立ち会いの時間も短くて、とんとんと進んでいく。技もすくなくて、ほとんどがぺちぺち張り手と押し出しで幕、てかんじ。相撲教習所で塩ちゃんこを頂く。一杯200円。炊きだしみたいに並んでいただくのだけど、野菜の甘みがしっかりでてて、びっくりするくらいおいしい。これと白飯で育つのなら入門してもいいよ…(えーと)。


初日なので、協会長のあいさつ付き。毎場所一言一句違わないらしい。中入り後、幕内の取り組みになると俄然面白くなってくる。高見盛のほっぺべちーん!に歓声が上がったり。琴欧州ってば腰の位置が高い!わいわいと相撲談義(というほどでもないけど)に花を咲かせつつ観戦。座布団を投げるのを楽しみにしてたんだけど、やっぱり朝青龍は強い。ちぇ(とか言ってたら火曜から休場してしまった。ううむ)。

枡席で相撲観戦って、ものすごくオトナの遊び(あるいは企業接待)のイメージだったんだけど、お茶屋に何も頼まなければちょっとした商業演劇一本分くらいのお値段で半日たっぷり遊べる。毎場所足繁く!というかんじではないけど、年に一度くらいふらりと行くとよさそうねえ。