『ripple』1周年

ripple

ああ こんなにも愛しい君よ 胸の奥で渦を巻く感情を
伝える術もない僕を もうひとりの僕がずっと眺めてた

♪手と手、影と影 / Gomes the hitman

3月16日で『ripple』が1歳(人間でいうと20-21歳)になりました。

CDが人の20倍のスピードで年を取るものだとは知らなかった。山田さんのエントリにつられて、春の嵐吹き荒れる夜にゴメスを聴く。

rippleもomniもmonoも、生まれた瞬間からナイスミドルのような落ち着きと安心感がある作品だ、とあらためて思う。若いうちは老けて見えるけど、ある時点からまったく年を取らなくなるような人みたい(そういう人が好みです)。彼らとはずっと変わらないお付き合いをして、米寿だの白寿あたりまでは確実にお祝いできそうです。心地よく聴いていると歌詞がぐっさりこころに突き刺さったりもしますが、そのするどさも含めての魅力。

4年前はmonoよりweekendの方が好きだったんだけど、今となってはちょっと眩しくて目を細めてしまうかんじ。ゴメスが変わってゆくように、ワタクシも年を取るのだなあとなんだか実感。とはいえ饒舌スタッカートで踊り狂ったりもするのだけどね。最近すっかりライヴはご無沙汰なので(rippleリリースのインストア以来!)またお会いしたいところ。