6th, 7th week

二月前半はゲームばっかやってたので見事に読まず.しかもなんか軽めの読み物fromブッコフ100円棚ばかり.後半はもうちょっといろいろ読みたいな.

  • 古本街の殺人 / 紀田順一郎
    いわゆる「古書マニア」ばかりが登場するシリーズ.氏はねっからのホン屋なので古書の描写や本に対する偏愛っぷりはみごとなのだけど,ミステリの部分がどうもショボい(笑).謎解きがかえって邪魔,くらいの.しかしそれでも読む価値はアリです.ミステリというよりホンの世界に浸りたい人にお勧め.

  • ほとんどすべての人のための 神様学入門 / 村松 恒平「宗教は嫌い 神様は好き」というステキコピーにつられて.あるひとりの神様とのインタビュー形式でかなりポップな信仰論をぶっています.最終的には「ひとりひとりが持てばいい」みたいなところに.その割にあんまり啓蒙書っぽくないのがいい.幸か不幸か特定の宗教に影響されることなくこれまで過ごしてきたので,なかなか得るところの多い本でした.

  • 平然と車内で化粧する脳 / 澤口 俊之, 南 伸坊発売時には「胡散臭いタイトルだなあ」と思って手を出さなかったんだけど,最近お気に入りの南伸坊個人授業シリーズであることに気づいたので.やはり楽しかった.「日本古来の食生活をダイジに.近所づきあいも大切だし家族は仲良くね」みたいなよくある説教くさい事柄について,脳科学的な視点から根拠を提示してます.なるほどなあと感心しきり.

  • もっとおもしろくても理科 / 清水 義範, 西原 理恵子やはり専門家がわかりやすく話すのと,そうでない向学心のある人ががんばりながら話すのではモノが違う,と実感.このシリーズはもういいかなあ.むう.