文化庁メディア芸術祭 at 国立新美術館

毎度おなじみメディア芸術祭に今年も出かける。

昼過ぎのよい時間帯であったせいもあってえらく混みあってたけど、クワクボリョウタ「10番目の感傷(点・線・面)」を見ただけにでも行った甲斐があった。あれは写真でも動画でも言葉でも伝わらない。あの空間で息を詰めて見てこそ。すばらしい数分間でした。

去年に比べて、実体のないものを可視化したり、画像→音声 みたいに違う表現形態に変換したりするようなものが多かったのが印象的。いきおいモノやデバイスではなくて、ディスプレイのなかにある作品が多かったような(なので、クワクボ作品の印象が痛烈に残る)。

それと、ネット上のリソースをどう使う/組換えるか、人がネットワークを介してどう繋がっているか、ということに意識的なものが今まで以上に多かった気がする。去年は展示作の中に影も形もなかったTwitterがたった一年で表現のインフラ化してしてることにも驚いたし。それらに、その裏を暴くような"The Men In Grey"が併置されてるのにもグッと来た(webからも見られるよう)。

お、ちょうど一年前もおなじように、このあたりぶらぶらしてたんだなぁ。面白い。