高架橋脚ファンクラブ さがみ縦貫道ツアー

山に行き海に行き、今日は田舎をざんざんと行きますよ。なんなの最近のこのアウトドア趣味。いまだ建設中のさがみ縦貫道をめぐるツアーに行ってきました。これが想像以上のエキサイティング体験の連続!


集合が茅ヶ崎だったので「手乗りテトラを狩りに行かないか」と誘ったら集まる集まるなんと14人!みんなで鯵の押し寿司買ってバスに乗り、スポーティフでテトラを買い付けて、海岸のオクトのうえでお昼食べて帰ってきました。またしてもすっかりのんきなピクニック気分。テトラonオクト、というなかなか珍しい絵も。


で、さがみ縦貫道。まずは西久保ジャンクション。いや、それにしても、工事中の橋脚が見られるチャンスってあんまりないよね。大きな構造物が精緻に立ち上がっていく姿はほんとうに圧倒される。休日にも関わらず工事は進められていて、「あそこ、のぼりたいよねえ」とか言いながら。このあとそれが本当になるなんて思いもよらず。よるわけもない。

寒川北インターチェンジでまさかの事態。作業中の現場のひとにお声掛けいただいて、急遽工事説明会を開催してくださる事に。まあ、昼間から30人がきゃあきゃあ言いながら現場を歩いていたらそりゃ気にもなるよね…。立ち上がった橋脚に、鋼製の橋桁をかける日鉄ブリッジという会社の方々でした。そう、言われてみたら当たり前なんだけど、コンクリートうって橋脚を作るひとと、橋桁かける人って別のひとなんだよね(むろん、設計をするひとも、土地を買う交渉をするひとも!)。「現場のひと」とひとくくりにしてまったく峻別できてなかった自分をちょっと恥じる。


ここいらは河川敷で地盤が軟弱なので地盤改良から工事が始まったとか、カーブした橋梁の美しさとそれが選ばれる理由とか、とても詳しいお話を聞かせてもらう。そして、工事中の橋脚に登らせていただける事に!ふたグループに分かれて、高さ20mの橋脚をてっぺんまで。ああ、ラッキーさんが眼前に!見上げると頼りなげに見えるケーブル、両手で回りきれないくらい太いものでした。土木のスケール感って日常生活とあまりに違う。

それにしても土木のひとの慎み深さに、なんだか不思議な気分になった。作ってるものに対してはすごく誇りを持ってるのに、それが一般のひとに嫌われこそすれ、好かれるだなんて思ってもいない。(わたくしたちはやや特殊な例だとしても)こういうの好きなひとはいっぱいいるんだけどな。


上記の体験があまりにも衝撃的で、すっかりカーテンコールあつかいになってしまった海老名ジャンクションもとてもステキだった。ちょっとこじゃれた下部工のデザインはどうかと思うけど、夕暮れにうねる姿はとてもセクシーだ。まだ全部できてないんだよね、これ。地図見ても何が堂接続してるかぜんぜんわかんない…。

横浜まで戻って、みんなでごはん。高架脇のお店でひとしきり盛り上がったあと、勢いで東口の金港ジャンクションを見に行くことになる。よくよく見ると、アンダーパス含めて4層構造になってるのね、ここ。身近すぎてあんまり意識してなかったという好例。今度練習がてらちゃんと写真撮りに来てみよう。

ご参加の全員が改札に吸い込まれていくのをさみしく見送って、帰宅。すてきな日曜日でした!