turing machine network at 新宿LIVE FREAK

友達がメンバーであるSPIRAL LIFEコピーバンドを見に新宿へ。技術的なものはさておき、とてもチャーミングなステージだと感じた。好きなミュージシャンの楽曲を徹底的な思い入れと共に鳴らす。しかも、いまや17,8年も前の、さして時代を席巻したわけでもないバンドを、いい年したオトナが大真面目に演るなんて最高じゃない。

生涯でいちばん音源を聴いているバンドだけど、ただの一度も目の前で鳴らされるのを見たことがない(あたりまえだ、解散しちゃってるんだから)。出来の善し悪しはともかく、盤がすりへるほど聴いたコードが、リズムが、歌詞が、ライヴハウスのスピーカーから放たれることに純粋に感動した。いままでこんな気持ちでライヴを見たことなどあったろうか。

微に入り細に入ると因業ばばあ化しそうなので、ひとつだけ。paveu氏のギターのサウンドメイクが素晴らしかった。機材のセッティングなんか全然違うはずだし、「記憶の中のあの音とおなじ!」というのではないけど、ガッとストロークした瞬間に「ああ、あの頃の音」という安心感を覚えた。あんたすごいよ、やっぱり。

セットリストはこんな感じ。「できるかどうか」「ウケるかどうか」じゃなくて「やりたいかどうか」という基準のみで選ばれているのがまるわかりで好ましい。つーかスパイラルって、ほんと生演奏向いてないとおもう。難しすぎるよ、いろいろ。

Game Over / Flower Child / Another Day, Another Night / Raspberry Belle / 20th Century Flight / Photograph / Where're You From, Where're You Going? / Garden