横浜「ラ系」宣言 〜ランドスケープデザインの未来を語る〜


北仲スクールで公開講座。「熱中対談:三谷徹 x 石川初」ということで、ランドスケープ系のお話をたっぷり二時間以上。会場の8割くらいが大学生なのにそわそわしつつも、大変おもしろくお話をうかがいました。

大山氏のトークを聞いたフォトワークショップに行ったふらっと製鉄所見に行ったりして、なんとなくサブカルとしてのドボクづいてる昨今ですが、結局自分は純粋な構造物の美しさとか面白さよりも、そこから透けて見えるひとの暮らしとか意図とか英知とかに興味があるんだなあ、ということがわかってきた。いや、工場の夜景とかには問答無用で素敵でうっとりしたりするけど。

なので、都市計画だとか地形だとかランドスケープ的な視点ってのは結構ツボなのかもしれない。とくに今回のテーマは、公開空地(高層建築の足下にあるフリースペース)をどんな風に作り上げていったのか、あるいは丘陵+埋立地である横浜はどんな風にに開発されていったのか、とかそういうネタだったので。

街歩きフォトワークショップに行ってから「街中のゴミネットが気になって仕方ない」という病にかかったように、これからは「斜面の擁壁を見ると開発の意図が気になって仕方ない」ようになるんだと思う。そうやって世界の解像度がどんどん上がっていくのは面白い。

この講座、横浜を読み解く全6回の公開講座のようです。きちんとしたwebサイトがないのでどうしたもんかとおもうんだけど、次回も楽しみ。

余談:三谷先生の「庭」のお話、ものすごく興味深く面白く聞いてたのですが、学部の頃に受けたデザイン言語総合講座にいらしていたことが判明。あまりにもショック。興味の方向がむいてないってホント怖い。