Rising Sun Rock Festival day2-2

サカナのあと、ムーンのはじっこにあった物販ブーツをひやかす。こういうtrippyなエリアって、どのフェス/イベントに行っても、エスニックなものが売ってるのはなんでなんだろうねえ、と思いつつゆるーいワンピースをお買い上げ(あれ?)。おねーさんに「うわ、それ半額カゴに入ってた!?」って言われた。わーい。

グッドラックヘイワ@crystal palace
で、だらだらクリスタルパレスに戻ってグッドラック。名前はよく聴いてたんだけど音を聴くのは初めて。あ、バンドじゃないのな…。ピアノ+ドラムのわりと硬派なジャムセッション。後ろの方ばっかりひとが詰まってて、余裕あるフロアを恨めしく見つめつつPA前で見てました。程よくあったまりました。パレスを出たらちょうど花火!

みっつめのまぐろかぶとを買いにいったら、お店のおねーさんに「うわあ、ほんとにまたきた!」と爆笑される。失礼な(笑)「でっかいのちょうだい」って言ったらトレイに乗り切らないくらい!マツイさんおすすめの讃岐うどんと、マーボー丼買ってテントに戻る。前日に仕込んだカルピスゼリー(ぷるっぷる!)食べたり、のんびりと。

The Birthday
テントでそのまま聴く。思えば意識してバースデイを聴いたことないんだけど(ことさら避けていた訳でもない)ずいぶんかっこいいじゃない!あー、好きだねえ、なんて言ってたら、チバが挨拶でもするような自然さで「アベフトシの分まで俺たちはやりつづけるぜ」 なんて口にして、鳥肌が立つような思いをした。どんな顔して言ってたのか、見えなくてよかったな。今度リリースされるらしい新曲がキュンとくる美メロの楽曲だった。あ、リリース日誕生日だ。バースデイにバースデイ!(どっかで前聞いたな)→http://natalie.mu/news/show/id/20034


今年は夜中に見たいものがあんまりないんだよなぁと思ってたんだけど、結局ガチャガチャやったりしたあと仮眠してしまう。今思えば初期パンいけばよかったかなぁ。キセルも見たかったんだけど、レッドでひっくり返って寝たら風邪引くわー、と思ってさ(寝ちゃうの大前提)。

寒さにがたがた震えながらボヘミアンまで。道すがらハナレバナレだけキセルを聞いてゆく。レッドのカフェラテで生き返る。そして壁に掲げられた清志郎さんのことばに涙。たくさんのアーティストがステージ上からこの言葉を投げてたけど、コヤマシュウがラストに「かみさま、俺たち愛し合ってるぜー!」って絶叫してたのがたまらなかった。引用ではなく返答。石狩ロックンロールショウは見られなかったけど、かみさまは確かに石狩にいたとおもう。


The Beaches @ bohemian
ちょうど初期パンと入れ替わりでスッカスカになったボヘミアン、みんな体育座りしてて笑った。わらびきのステージ前でねっころがって空を見る。こういうぼんやり感がすごくエゾっぽいんだなあ。…なあんてぼんやりするのもステージに彼らが現れるまで。音がなった瞬間好き勝手に踊りだすオーディエンスににやにや。あんまり人が多くなかったせいもあるんだけど、最前列まで均等に隙間があって、みんな本当に楽しそうに、そして全力で踊りまくってた。あとで実況スレ見たら「ビーチズは現代のええじゃないかじゃねえ?」って書いてる人がいて激しく同意。まさに踊り念仏であるといえましょう。

「この石狩に、太陽を呼び込むのが俺たちの仕事です!」ってヒサシの言葉がとても印象的。だってボヘミアンはいちばん東側のステージだからね。「ピロウズ間に合わないからラスト前に抜ける!」とか言ってた自分をさらりと忘れるくらい楽しんだ。サンセット・サンライズの「おー、やー!」ってジャンプで太陽を引っ張りだして(気分的にはトトロのどんぐりが芽吹くシーンね)ボヘミアンにお別れ。始まる前にはがたがた震えてたのに、体から湯気が出るほどあったまってサンステージへ。あたりはずいぶん明るくなってきた。

COCONUTS GIRL / Hi Heel / Midara / wikiwiki / Furati / Hi Kala / Harlem Ho / Police & Girls & Boys / RIGHT HERE RIGHT NOW / SUNSET SUNRISE

サンにもどる道すがら、まつりたろうがほぼ死に体で太鼓叩いてた。「ぴろうずはじまるよー(どーん)」って。まつりの妖精、今年もありがとう。楽しかったよ。


The Pillows @ sun stage
地元のフェス、20周年の年につとめる大トリ。だけど全然いつものピロウズだったなあ。ま、正直そんなに思い入れ深くずっと見てきたバンドではないのだけれど、ロックに対する誠実さとか、愛情とかがしっかり伝わってくるステージでした。

あと、本当にひとつひとつの楽曲がいい曲ばかりだということに改めて気がついた。今まで何十回と聞いてるはずなのに、あらためてすごい歌詞歌ってやがるなあ、とか。さわおのMCは相変わらず憎まれ口ばっかりなんだけど!

この世の果てまで / LITTLE BUSTERS / NEW ANIMAL / バビロン天使の詩 / サードアイ / I Know you / Ladybird girl / FUNNY BUNNY / 雨上がりに見た幻 / 白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター / MY FOOT / Swanky Street / ストレンジカメレオン / ハイブリッドレインボウ
En. アナザーモーニング / Advice

去年のスカパラみたいに熱狂のエンディング、というよりは、じんわりと胸を熱くしての終演。楽しい時間を満喫しました。去年に比べたら結構人が少ないなあと思ったけど、おかげでとても快適に過ごせました。いいのか悪いのか。ま、いいか。

このフェスのありようとか、北海道という場所に対してなにか仮託するものがあるわけじゃないけど(エゾってわりとそういう意味では熱狂的なファンが多いよね)、また来年も来ちゃいそうだなあと思いました。素敵なお知り合いもたくさん増えたしね。ひりひりする日焼けをさすりつつ、そんな風に思うのでした。