buddhistson “wisely and tour slow” at 代官山UNIT

初ブディ、低音域の音圧で耳が痛むという体験を久々にしました。ただの爆音でキーンとするんじゃなくて、気圧が変わってぎゅっと鼓膜が押されるかんじ。

カミテ(鍵盤&チェロ)は見目麗しい姫ライン、シモテは(ギター&ベース)優男パパライン、センターは(ボーカル&ドラム)もさい野獣ライン。見応えおおあり(笑)。

ブディって便宜的なジャンル分けではエモなのかしら。えらくドラマチックで、ボーカルは繊細で、ひたすらに音が太い。見た印象は超重量級シューゲイザー、ってかんじでしたが、爆音とフィードバックノイズにじわじわ埋められていく時間でした。綿毛のような大きな雪が音もなく降り積もるようなイメージ。痛いほどの爆音なのに、不思議と静寂を想起させる。
ガンガン踊るとか煽られるとかじゃないんだけど、終演後グッタリ疲れた。音を浴びるってこんなに疲れるもんなのかと。決して不快じゃないんだけど、どんどん意識レベルが下がっていくようなかんじ。

うーん、ワンマンはもう観ないかもなあ。音が嫌いな訳じゃないのに、ライヴの空間に冗長さを感じてしまうのがもったいない。まあ、ジャンルに対する慣れ不慣れもあるのかもしれないけども。音源はほんとうに大好きなバンドだけに、なかなか悩ましいところであります。

http://www.myspace.com/buddhistson