Hello, World.


去年の五月に結婚したいとこに娘が生まれたというので、ガタゴト電車に揺られて会いにいく。

誕生日が1週間しか違わないので、小さい頃は座布団二枚並べてまとめて寝かされたりしてたヤツが、寝かしつけるつもりでうっかり一緒に娘と寝てる姿を見るのはなんだか妙なかんじ。パパ、ねえ…。

生まれて1ヶ月の姫はびっくりするほど小さくてよわっちくて、ホントこんな状態で生まれてきてOKだなんて人間社会ってすごい、と思うほどで(ほら、草食動物って生まれてすぐに走るじゃない?)。いろんな感覚もまだまだあやふやみたいで、なんの意図もなさそうな不思議な顔つきをしている。「乳児期は自己と他者の区別がつかない」とか発達心理学の授業でやったけど、実際はどういう感覚なんだろうな。

しかし、10ヶ月後にあんなちいさい生き物と四六時中ともに暮らす自分、てのは想像力の限界を軽く超える。物理的にはあり得ない話ではないとはいえ、現実には「今年は年越しを実家ではない場所で過ごせるのか」とかそういうことで悩んでるはずです。全国のかあさん方、ホント尊敬します。すごい。