006/100 うれしい悲鳴をあげてくれ

うれしい悲鳴をあげてくれ

うれしい悲鳴をあげてくれ

彼のブログ(KIHON THE BASIC ってタイトルだけでズルい!)は、日々そわそわしながら更新を待ってるのだけど、この本のベースになった連載はまるで読んでなかったので(JAPANを手に取らなくなってずいぶん経つ)途中から、なんだか星新一みたいだなあ、と思いながら読む。「共通の敵」「永遠に続くもの」とか、まさにそう。

物語のつもりでまとめて読むと、ずいぶん文章が荒いなあと思ったり、ひとつのアイディアに固執しすぎるきらいはあるなあと思ったけれど、彼にドキドキするのはそのワンアイディア、視点の鋭さだったりするのでかまわない。まっとうなエッセイ・スタイルの「NEW MUSIC」にはドキっとさせられた。時間の隙間にちょいちょい読むのがよさそうです。

ちなみにソフトカバー+ビニールカバーの装丁は憧れです。曽我部にーさんの著作然り。ちょっと古くさく見えるのがいいのよね。エッセイ集を出すときには間違いなくこれで(え?)。