本栖湖キャンプ


本栖湖のキャンプ場に15:00集合」
「自分たちのパーティ×1.5人分くらいの食べ物を持ってくる事」
「参加人数は35人」

事前情報はこれだけ。呼びかけた人のまわりで来そうな人を思い浮かべても、流石に35人にはほど遠い。でも行くのだ。若干ミステリツアー気味のキャンプでした。

キャンプ装備はこないだの朝霧セット+αで行けそうだけど、なにせ足がない。バスもないらしい。テントもないけどいいですかね?とお伺いをたてたら、「ま、なんとかするわー」というリーダーの言。心強い。結局は、リーダーご近所のかたに初対面ながら乗せて行っていただく。ありがたい。
かなり遅刻気味で(リーダー!)着いてみればどこからどこまでが我らがチームなのかも知れぬほどの大所帯。ぐるり見まわせば、ぽちぽちと見知った顔も混ざっていたので、再会を喜んだり、湧いてでたおちびに驚いてみたり(五年ぶりでしたので)。あちこちでぐつぐつと出来上がる料理をいただきつつ。うん、みんな、1.5倍どころの量じゃないです。3kgのローストビーフ&角煮とか2kgの白モツとか。なんなんだ。

ひとしきり旧交を暖め合ったあとは、「わ、ごちそうさま!ええと、リーダーとはどんなご関係で?」って会話を何回も繰り返す。初めましての人が半分以上だったもんな。それにしても非常に気安く人の輪が広がって行くのが面白い。あれこれキーワードを繋いでいくうちに、実は近いところにいた事があったり、共通の知人がいたり、「ずっと会いたいと思ってたんです」って言われたり。びっくりの連続でありました。いつもはいろんなところでいろんな仕事をしている人たちなので、熱燗を酌み交わしつつ、それぞれにお話を伺うのが本当に楽しかった。

ぱきぱきと音がしそうな程の寒空の下、星を見に浜辺まで降りる。オリオン座流星群も、極大日ではなかったけど相当な数が見えました。それにしても、本当に空が星でいっぱいなんだもん!多過ぎてあれほど親しみ深いオリオン座さえわからなくなるくらい。

結局3:00過ぎまで火を焚きつつわいわいおしゃべりして、あまりの寒さにテントへ。銀マットのスキマが切ないよ…。しかしこの凍てつきっぷりは朝霧の比じゃないわ。たった二週間前だったのに。水辺恐るべし。標高差恐るべし。日本の四季恐るべし。

サンがライジングするのを見たくて早起きのつもりがもう7時…。びっかびかのおひさまが水面に映えて最高でした。野営の朝って無条件に気分がいい。水辺でちびっこたちと戯れつつ、早めに撤収をして渋滞に捕まる前に出発。行きとは違うくるまに乗せていただいて、ぴゅーっと都内まで。意外と近いのね。

生まれ月のせいか、年度ベースで働いているとちょうど折り返し地点だからなのか、10月は新年以上に新しい始まりを意識する月なのです。そんな事もあって、10月はかなり意識的にいつもは会わない人と話がしたいと思っていたので、本当にステキな一夜でした。リーダー、ありがとう!