022/100 ゲドを読む

huili2007-06-14


「ゲドを読む」はスタジオジブリ制作の「ゲド戦記」DVD販促のためのものだけれど、広告のためだけのものではなく、きちんとした一冊の本でした。映画の事に触れているのはほんの少しで、原作の「TALES FROM EARTHSEA」を含めた物語世界を知るためのガイドブックのようなもの。見た目は立派なペーパーバック。

実はワタクシ、映画そのものはそれほど楽しめてないのだけど、これを読んだら原作はよまなくてはいかん、という気にさせられたました。中沢氏の世界の見方は本当に面白い。是非はともかく、自分にはまったく見えない物事のリンクを滔々と語るので、非常に刺激的。河合隼雄の古い講演稿も、なかなかスパイシー。こんなにフランクに心理学を語る人だとは思ってなかった。

6/6からの配布だったのでもうないところもあるのかな。本屋とか、レコ屋とか、ローソンなんかにあるみたいです。フリーなので、目に留まったらぜひ手にする事をおすすめしますよ。